建築設計・製図CAD
第85回 一括で寸法線を描く 寸法線自動作図コマンド
【概要】
一括で寸法線を描くコマンドです。計画の立案時に、図面の体裁を手早く整えられます。
DRA-CAD22シリーズ以降のバージョンでご利用いただけます。
【操作】
1.「寸法線自動作図」コマンド を実行する
[リボンメニュー] [作図]メニュー→[製図記号]パネル→[寸法自動]
[プルダウンメニュー] [作図]メニュー→[寸法線自動作図]
[プルダウンメニュー] [作図]メニュー→[寸法線自動作図]
2.形状・サイズや寸法線を作成する位置などを設定する

【ポイント

形状・サイズの[選択]ボタン:3重の寸法線も作図できます。

3.寸法線を作成したい図形との交点を指定する
[選択枠作成]ボタンをクリックし、通り芯と交差するように対角の2点①、②を指定します。
※選択枠と交差した線分の交点を、寸法線の丸止め位置(または基点)として認識します。

4.寸法線の下書きが表示される

5.寸法線を作図する
[寸法線自動作図]ボタンをクリックすると、一括で寸法線が作図されます。
[寸法線自動作図]ボタンを実行せず、続けて6.の操作で、寸法線を「作成する」/「作成しない」の指定や丸止め位置を指定できます。

【ポイント

[寸法線位置指定]、[丸止め位置指定]ボタン
寸法線の下書きが表示されている状態では、寸法線を「作成する」/「作成しない」の指定や丸止め位置を指定できます。
[寸法線位置指定]ボタン:実線は「作成する」/ 点線は「作成しない」

[丸止め位置指定]ボタン:塗りつぶし「あり」は丸止めあり / 塗りつぶし「なし」は 丸止めなし

6.寸法線を「作成する」/「作成しない」の設定
①[寸法線位置指定]ボタンをクリックします。□の位置の寸法線をクリックします。
②クリックした寸法線は点線で表示されます。

【ポイント

クリックするごとに、実線と点線が切り換わります。
※[寸法線自動作図]ボタンをクリックすると、実線の位置の寸法線が作成されます。
ここでは、[寸法線自動作図]ボタンをクリックせず、続けて③の操作を行います。

③[丸止め位置指定]ボタンをクリックします。□の位置の丸止めをクリックします。

④丸止めの塗りつぶしが「あり」から「なし」に変わります。

【ポイント

クリックするごとに、「あり」と「なし」が切り換わります。
⑤[寸法線自動作図]ボタンをクリックすると、丸止めの位置に寸法数値が表示されます。

※6.で設定された寸法線が作成されます。

【補足】
「寸法線自動作図」コマンドはDRA-CAD22以降のバージョンでご利用いただけます。
■YouTubeにて「寸法線自動作図」コマンドに関連した下記の動画をご覧いただけます。
【DRA-CAD】一括で寸法線を描く「自動寸法線」コマンド
下記のQRコードからもご覧いただけます。

【DRA-CADおすすめ機能】寸法線自動作図
下記のQRコードからもご覧いただけます。

寸法線自動作図コマンドをぜひお試しください。