建築設計・製図CADDRA-CAD

第68回 ワークスペース

開いていたファイルや図面の表示状態をすぐに再現できる


【概要】
「開いていたファイルや図面の表示状態」をドキュメントパレットのワークスペースとして保存でき、簡単に保存時の表示状態を呼び出せます。

ワークスペースの切り替え


プロジェクトごとに切り替える

複数のプロジェクトで作業する場合は、プロジェクトごとに「ワークスペースに保存」できます。
保存したワークスペースを「右クリックして切替える」ことで、保存時に「開いていたファイルや図面の表示状態」が再現でき、すぐに続きの作業を行えます。
ドキュメントパレットのワークスペース

ワークスペースの切り替え


【ワークスペースに保存】

ワークスペースを右クリックして、「現在の状態をワークスペースとして保存」をクリックすると、その時に「開いていたファイルや図面の表示状態」を保存できます。
現在の状態をワークスペースとして保存
※ワークスペース1つにつき、1つのファイルが、ドキュメントの「¥archi pivot¥DRA-CAD21¥WORKSPACE」フォルダー内に、拡張子「.dwsx」ファイルで保存されます。

「前回終了時のワークスペース」には、DRA-CAD終了時の状態が自動的に保存されます。
起動時には、「前回終了時のワークスペース」が読み込まれ、前回の終了時に「開いていたファイルや図面の表示状態」が再現されます。

※環境設定で終了時の状態を読み込むかどうかは設定できます。【ポイント2】を参照。
また明示的に「前回終了時のワークスペース」を「右クリックして切替える」または「開く」こともできます。
ワークスペースを切り替えると開く

前回終了時のワークスペースを開く

【ポイント1ポイント】 「切替える」と「開く」の使い分け
ポイント[ 切替える ]
開いているファイルがあったとしても、すべて「閉じて」、指定したワークスペースに「切り替えます」

ポイント[ 開く ]
現在開いているファイルに「追加」して、指定したワークスペースを「開きます」

【ポイント2ポイント】環境設定
DRA-CAD20以降では【環境設定】コマンド→〔図面〕タブ→「起動時に前回終了時の図面を開く」に☑を入れておくことで、起動時に前回終了時の図面を開きます(初期設定は☑が入っています)。
環境設定

【補足】
「ワークスペース」機能はDRA-CAD21以降のバージョンでご利用いただけます。

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