建築設計・製図CADDRA-CAD

第36回 下地部材や記号の等間隔配置

~「連続等間隔複写」コマンド~

【概要】

「連続等間隔複写」コマンドは、指定した2点間に図形を等間隔に配置する複写が簡単に行えます。下の図の右側の図にグレーで補助線を表示していますが、このコマンドを使うと、指定した2点間に図形を均等に配置するための補助線を引く作業や、複写する間隔をあらかじめ計算しておく手間が省けます。また、斜め方向への図形の複写が便利です。

「連続等間隔複写」

※本コマンドは、株式会社福本構造設計「連続等間隔コピー」を基にしています。


【操作】

■ピッチ:指定した2点間に、指定したピッチ以下で等間隔に複写する

  1. ピッチを設定します。
  2. 複写する図形を選択して、等間隔複写する範囲の始点、終点の2点を指示します。
  3. 下の例では700mm以下のピッチで等間隔で複写します。


ピッチ


■ピッチ+余り:指定した2点間に、指定したピッチで等間隔に複写する

  1. [ ピッチ+余り ]のピッチを設定して、[ 余りを両端に均等に割り付ける ]にチェックを入れます。
  2. 複写する図形を選択して、等間隔複写する範囲の始点、終点の2点を指示します。
  3. 下の例では700mmのピッチで等間隔に複写し、余りは両端に均等に割り付けられます。


ピッチ+余り


※[ 余りを両端に均等に割り付ける ]にチェックを入れない場合、2点指示の2点目側に余りが割り付けられます。


余り


■等間隔:指定した2点間に、指定した数で等分した位置に複写する

  1. [ 等間隔 ]に等分する数値を設定します。
  2. 複写する図形を選択して、等間隔複写する範囲の始点、終点の2点を指示します。
  3. 指定した数で等分した位置に複写します。


等間隔


※[ 図形原点とコピー始点が違う場合 ]にチェックを入れると、図形の原点とコピー始点をそれぞれ指示できます。


図形原点とコピー始点が違う場合


作図作業の効率化にお役立ていただければと思います。


【補足】

※「連続等間隔複写」コマンドは、DRA-CAD18シリーズ以降のバージョンでご利用いただけます



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