建築設計・製図CADDRA-CAD

第21回 図面管理(その1)-履歴管理-

【概要】

アイデアを別ファイルで取っておいたり、メールのやり取りで同じ図面のファイルが複数存在する時に、それらの図面を自動的に集めて、編集履歴を確認できます。

履歴管理

【操作】

(1)[参照]ボタンまたはリストからフォルダを選択すると、フォルダ内にあるファイルが「ファイル」欄に表示されます。
(2)「ファイル」欄からファイルを選択すると、「選択ファイルの履歴」欄に表示されます。
(3)「選択ファイルの履歴」欄では、関連するファイルが時系列で一覧表示されます。   作業中のファイル、元のファイル、バックアップしたファイル、別名保存したファイルなど、指定したファイルの履歴が世代で表示され、一目でわかりやすく表示されます。


※そのパソコンにインストールされているDRA-CADで、開いたことのないファイルは、履歴に表示されません。
※履歴管理は、DRA-CADファイル(MPS,MPZ,MPX)でのみ行えます。
※本機能は、DRA-CAD17シリーズ以降でご利用いただけます。

図面管理(その1)


世代欄では、以下のように自分から見た親、子、同属の属性で表示されます。

世代属性


:自分の元になったファイル
 (名前を付けて保存により別のファイルとなったときの元ファイル)
自分:ファイル欄で選択したファイル

:自分と別になったファイル
 (名前を付けて保存により別のファイルとなる)

同属:内部で保存している識別番号※1は自分と同じだが、保存場所もしくは保存日時の違うファイル

※1:識別番号
識別番号は図面固有のID番号です。名前を付けて保存すると、新しい番号が割り振られます。上書き保存では変更されません。
図面設定コマンドで確認でき、図面の履歴をたどるときのキーとなります。
「図面管理」コマンドには、2つの図面の比較だけでなく、その差異をマージ(融合)する機能もあります。次回「図面管理(その2)比較とマージ」でご紹介いたします。


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