建築設計・製図CADDRA-CAD

第14回 文字の計算置換

【概要】

「文字の計算置換」コマンドは、設計変更で図面内の数値(文字列)を修正する際に便利なコマンドです。元の位置から移動した距離や寸法を、選択した数値(文字列)に足したり、引いたりして、文字列を置換します。

選択したすべての数値に「200」を足す

【操作】

文字列「1000」に「50」を足して「1050」に計算置換する

「50」を足す指定をして、文字列「1000」を選択すると、「1050」に置換されます。

「文字の計算置換」コマンド


複数の文字列「0 300」すべてに「200」を足して「200 ~ 500」に計算置換する

「200」を足す指定をして、変更したい文字列「0~300」を囲んで選択します。

選択されたすべての文字列が「200」足された値「200 ~ 500」に変更されます。

選択したすべての数値に「200」を足す



数字以外の文字も入っている文字列の中の数字のみを計算置換

数字とアルファベット、数字と記号といった組み合わせの文字列も計算置換で編集できます。
以下、右上図のように「
X1~X7」の通り芯記号があります。
「X2」と「X3」の間に通り芯を追加し、追加した通り芯を新たに「X3」とするとします。

既存の「X3~X7」のそれぞれに「1」を足し、「X4~X8」に一括で変更できます。

数字以外の文字が入っている文字列の中の数字のみを計算置換


複数の数値を含む文字列の中の一つの数値を計算置換

[文字列内の数値を指示]を設定すると複数の数値を含む文字列の中から一つの数値を選択して計算置換できます。
・「W750 D450 H900」の「900」を選択、「300」足して「1200」に変更
・「D10@200」の「200」を選択、「50」足して「250」に変更

複数の数値を含む文字列の中の一つの数値を計算置換


【補足】

※「文字の計算置換」は、DRA-CAD17以降のバージョンでお使いいただけます。

作図作業の効率化にご活用いただければと思います。



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