? 日影規制|株式会社建築ピボット

日影規制

・日影規制とは

・規制条件

・日影規制の適合確認


日影規制とは

日影規制とは周辺住民の日照権(明確に定義する法律はありませんが)を守るため、過度に周辺に日影をつくる建物の計画を制限する法律です。
建築基準法では日影となる時間(日影時間)を規制することで日照を確保しています。


規制条件

建築基準法五十六条の二 (日影による中高層の建築物の高さの制限)には

計画建築物の敷地の境界線から一定の距離だけ離れた地点の日影時間を何時間未満にしなければならないかを定めています。

※実際に適用する場合には、建築基準法施行令百三十五条の十二、十三に規定する緩和に関する条項を考慮する必要があります。


日影規制の適合確認

本来日影規制の対象地域は面の広がりを持っています。しかし計画建築物の敷地周辺のすべての地点について日影規制を確認するのは大変です。

現在の確認申請では、計画建築物が日影規制に適合しているかの確認は測定線と計画建築物による等時間日影線の関係をチェックすることで行ないます。

※測定線とは

※等時間日影線とは


確認申請では、下図のような日影図(等時間日影図)の提出が求められます。建築基準法施行規則第1条で定めてある確認申請図書の内、日影規制に関するものは次の2つです。

①日影図
②等時間日影図


他に必要な場合があるものとして次の2つがあります。

③指定した点での日影時間(日影チャートとも言う。一般に測定線上)
④配置図(①、②と兼用できる場合が多い)


地方公共団体が定める条例、指導要項に基づく申請用図書がある場合もあります。それらにつきましては当該機関にお問い合わせください。




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