建築設計プラットフォーム
第54回 床面積分類出力で、面積集計をもっと便利に
~Ver.5の新機能紹介①~
i-ARMの新バージョン Ver.5 が公開されました。
Ver.5では、UIデザインも刷新され、さらに使いやすくなっています。
今回は、新機能のひとつである「面積表コマンド」の拡張機能をご紹介します。
【概要】
建築基準法上の床面積は以下の5種類に分類できます。
[1] 区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積:令第2条第1項第3号
[2] 床面積:令第2条第1項第3号
[3] 延べ面積:令第2条第1項第4号
[4] 容積対象となる延べ面積:法第52条(容積率)
[5] ただし書き延べ面積:令第2条第1項第四号ただし書きの延べ面積
※各算出方法による面積合計値の関係:1≧2=3≧4≧5
今回、拡張した機能では、部屋属性に「床面積分類」として「容積対象」・「容積対象外」・「外部面積」のいずれかを割り当てることで、分類別の面積集計を行うことができるようになりました。
【操作】
1.部屋に床面積分類を設定する
「床面積分類」は、部屋のオブジェクトプロパティから設定できます。
部屋要素を選択し、[オブジェクトプロパティ]→[部屋-属性]→[床面積分類]の項目から設定が可能です。
また、「部屋一覧」コマンドや「面積表」コマンドからも設定が可能になっています。
2.面積表で集計する
リボンメニュー[集計]→[面積表]を実行します。
[階別集計]タブを開き、集計タイプで[床面積分類]を選択すると、
「容積対象」・「容積対象外」・「外部面積」で分類した集計が行われます。
◆Excel出力イメージ
[エクセル出力…]ボタンから、集計表をExcel形式(.xlsx)で出力することもできます。
【集計分類の項目】
◆ 項目の編集
「床面積分類」の項目は、追加・削除・名称変更なども可能です。
部屋要素を選択し、
[オブジェクトプロパティ」→[部屋-属性]→[集計分類編集:設定…]
をクリックすると編集ウィンドウが開きます。
[追加][削除]などの操作で、分類項目を編集できます。
なお、「部屋一覧」コマンドや「面積表」コマンドからも同様な編集が可能です。
◆ 初期値設定
「床面積分類」は、自由に編集できますが、
毎回同じ分類項目を使用する場合は、初期設定ファイルに登録しておくことができます。
設定しておくと、新規ファイル作成時に自動で反映されます。
まず、「環境設定」で
[床面積分類の分類項目の初期値設定ファイルを読み込む]
にチェックを入れます。
(ファイルメニュー →[環境設定]→[その他]ページ)
次に、以下の設定ファイルをメモ帳などで編集します。
C:\Users\[ユーザー名]\Documents\archi pivot\iARM\Template\AggFloorArea\
FloorAreaPreset.txt
「床面積分類」は、以下の3つのカテゴリで構成されています。
・容積率対象
・容積率対象外
・外部
Name:○○ はカテゴリ名、
Item:○○ は床面積分類項目です。
Itemは自由に追加・削除・変更して設定できます。
【まとめ】
いかがでしたか。
床面積分類に対応したことで、これまで以上に柔軟な面積集計が可能になりました。
分類項目も自由にカスタマイズできますので、ぜひ実際の業務でご活用ください。