建築設計プラットフォーム
第42回 家具を配置してみよう
~3Dデータの活用と複写~
【概要】
i-ARMでは、様々なファイルフォーマットの3Dデータを読み込み配置することができます。建物外形や計画建物は各法規検討で、家具や外構などはプレゼン用の資料やアニメーション作成時にご活用いただけます。
今回は、3Dデータの机と椅子の配置方法やi-ARMでの複写の方法についてご紹介します。
【配置可能な3D拡張子】
i-ARMでパーツとして配置できる3Dファイルのデータ形式は以下の通りです。
3Dファイル(拡張子) |
概要 |
3DMファイル(.3dm) |
Robert McNeel & Associates社のRhinoceros 3Dのファイル |
SKPファイル(.skp) |
Trimble社SketchUpのファイル |
FBXファイル(.fbx) |
Autodesk社のFBXファイル |
図面部品 (.mps/.mpz/.mpx/.dwg/.dxf/.jww/.jwc/.sfc/.p21) |
DRA-CADファイル、AutoCADファイル、Jw_cadファイル、SXFファイル |
パーツファイル(.armp) |
i-ARMのバーツファイル |
【操作】
今回はSketchUpの机と椅子のデータの配置方法をご紹介します。
下記の建物モデルの事務室に机と椅子のデータを並べていきます。
「ファイルメニュー」の「インポート」→「SKPファイルのインポート」をクリックします。※ビューにskpのファイルをドラッグ&ドロップでも可能です。
ファイル選択ダイアログが表示されるので、skpファイルを指定します。
ファイルを指定すると「SKPファイルのインポート」ダイアログが表示されます。
ダイアログでは、配置サイズやi-ARMのどの要素に変換するか、変換するレイヤ、配置する基点を設定できます。
設定が完了したら、OKボタンをクリックし、ビュー上で配置したい点をクリックして配置します。3Dビューでも配置することができます。
机と椅子のデータを1つ配置し、i-ARM上で複製していきます。
編集タブの複写コマンドを実行します。
「マウス指示」を選択し、机と椅子のデータを選択後にコピーの基点を指示し、連続でコピーしたいため[Ctrl]キーを押しながらコピー先を指示していきます。
次にミラー複写を行います。3つの机と椅子のデータを選択し、基準となる線分を指示して複写を行います。
あとは6つの机と椅子をひとかたまりとして、選択しマウス指示でコピーしていき完成です。
【平面ビュー】
【各階3Dビュー】
【まとめ】
いかがでしたか。手元にお持ちの3Dデータをi-ARMでも簡単に配置できます。
ぜひ建物の内部空間の検討やプレゼンテーションにお役立てください。
ヘルプの「SKPインポート」「複写」やおすすめ機能の「第17回 ドラッグ&ドロップを使ってみよう」も合わせてご参照ください。