建築設計・製図CADDRA-CAD

第79回 文字を調整する25個の機能を集めたコマンド

【概要】
文字の調整に便利な25個の機能が集約された「文字調整」コマンドをご紹介します。
複数のコマンドに分かれていた、図面に書かれた文字を調整する機能を集めて、一か所で扱えるようにした便利なコマンドです。

※本コマンドは、「文字調整4」(著作権:岩佐憲一)を基に開発しています。
※DRA-CAD22シリーズ以降のバージョンでご利用いただけます。


「文字調整」コマンド:文字を調整する25個の機能





 DRA-CAD22シリーズで追加された新コマンドの機能
 DRA-CAD22シリーズで既存コマンドに追加した機能






【操作】
1.「文字調整」コマンド  を実行する

  [リボンメニュー]          [文字]メニュー→[編集]パネル→[文字調整]
  [プルダウンメニュー]        [文字]メニュー→[文字調整]

2.文字調整ダイアログが表示される
[間隔]を指定します。



3.「文字サイズ調整」コマンドの間隔調整が実行される
①文字を選択し、マウスを動かします。画面上で確認しながら調整できます。
   この例ではマウスを右に動かすと間隔が大きく、左に動かすと小さくなります。
   ここでは左に動かし、間隔を小さく設定します。
②クリックすると、確定します。


4.右クリックでコマンドを解除すると、「文字調整」コマンドのダイアログに戻る


5.文字位置を調整する
[Y方向]を指定します。


6.「文字位置調整」コマンドのY方向の調整が実行される
①文字を選択し、マウスを動かします。画面上で確認しながら位置を調整できます。
   この例では、マウスを上方向に動かすと上に移動し、下に動かすと下方向に移動されます。
   ここでは文字を上方向に移動します。
②クリックすると確定します。


7.右クリックでコマンドを解除すると、「文字調整」コマンドのダイアログに戻る


8.文字原点を移動する
[Y座標]を指定します。


9.「文字原点揃え」コマンドのY座標の機能が実行される
①基準となる文字を選択します。


②揃えたい文字を選択します。


③基準となる文字と他の文字の原点がY方向に揃いました。


10.右クリックでコマンドを解除すると、「文字調整」ダイアログに戻る

このように「文字調整」コマンドを基点として、続けて文字の修正を行えます。


■DRA-CAD22シリーズで既存コマンドに追加した機能
機能:文字囲み [長楕円] 例:文字に長楕円の囲みを作図する
①[長楕円]を指定
②文字を選択すると、指定した囲み図形が作図されます。



機能:文字整列 [均等割付(自動)] 例:基準の文字にあわせて他の文字を均等に割り付けする
①[均等割付(自動)]を指定
②基準となる文字を選択する。例:「リビング」
③均等割付する文字を選択する。例:標準選択
④基準の文字より長い文字列は短く、短い文字列は長くなるように自動的に均等割付されます。

※例では、[ ☑ 均等割付時に文字整列も行う]で説明しています。



【ポイント  】
DRA-CAD22シリーズで新コマンドの追加、既存コマンドに機能追加
DRA-CAD22シリーズで「文字位置調整」コマンド、「文字サイズ調整」コマンド、「文字原点揃え」コマンドが新しく追加されました。 また、既存コマンドの「文字囲み」コマンドには[長楕円]、「文字整列」コマンドには[均等割付(自動)]の機能を追加しました。
「文字調整」コマンドには、これらの新しい機能が含まれております。またDRA-CAD22シリーズのバージョンでご利用いただけます。


YouTubeにて「25種類の機能を搭載!文字調整コマンド」の動画をQRコードからご覧いただけます。


文字囲みコマンドについては、下記もご参照ください。
DRA-CADおすすめ機能 第6回 文字囲み

便利になった「文字調整」コマンドをぜひご利用ください。

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