建築設計・製図CADDRA-CAD

第27回 拡張線分

拡張線分コマンドで、任意の長さや角度・勾配の線分が簡単に描けます。
指定した線分に平行や線分を描いたり、直角に折れ曲がる連続線を描くことも可能です。


「拡張線分」コマンド


1.指定した長さの線分を描きたい場合は、「長さ」にチェック。

指定した長さの線分を描きたい


2.指定した角度の線分を描きたい場合は、「角度」にチェック。

指定した角度の線分を描きたい


3.角度を勾配で指定して線分を描きたい場合は、「勾配」にチェック。

角度を勾配で指定して線分を描きたい


4.すでにある線分に平行または垂直な線分を描きたい場合は、「平行」「垂直」にチェック。


例:赤い線を基準に平行または垂直に、適当な長さ(2点指定)の線分を描きます。

すでにある線分に平行または垂直な線分を描きたい


5.指定した位置から端部を伸ばしたり、短くした線分を描きたい場合は、端部延長の「始点側」「終点側」にチェック。
  負の値を指定すると内側に短くなります。

指定した位置から端部を伸ばしたり、短くした線分を描きたい


6.オフセットした位置から線分を描きたい場合は、オフセットの「X」「Y」にチェック。
  指定した2点から平行移動した位置に線分を描きたい場合は、オフセットの「距離」にチェック。


左図:基点(赤点)からXに3000mm、Yに1000mmオフセットした位置から線分を描きます。
右図:指定した2点(赤点と青点)から1500mm平行移動した位置に線分を描きます。

オフセットした位置から線分を描きたい


7.直前の線分に対して、角度を指定して線分を描きたい場合は、「角度で拘束」にチェック。
  住宅地図を下図として表示し、建物の外形線をトレースする時に便利です。


例:拘束角度90度で連続線にチェックし、下図を順にクリックしていくと、2点目以降は90度で拘束して線分を作図します。

直前の線分に対して、角度を指定して線分を描きたい


8.直前の線分と同じ角度でミラー反転した線分を描きたい場合は、「ミラーで拘束」にチェック。


例:連続線にチェックし作図すると、2点目以降はミラー反転した角度で拘束して連続した線分を描きます。

直前の線分と同じ角度でミラー反転した線分を描きたい


作図作業の効率化にお役立ていただきたいと思います。
※本機能は、DRA-CAD13シリーズ以降でご利用いただけます。


DRA-CADの
資料・評価版・購入はこちらから。

ページトップへ戻る