建築設計・製図CAD
第23回 電気設備
【概要】
設計者自身が実務で使うために作った、電気設備図面が描ける「電気君」(著作権:有限会社共同プラン)を搭載しています。
17個の専用コマンドで、配線図や系統図、照明計画などが行えます。
■電気設備図コマンド一覧
- ・シンボル呼出(電気設備)
- ・シンボル登録(電気設備)
- ・立上げ記号呼出(電気設備)
- ・立上げ記号登録(電気設備)
- ・条数記号記入(電気設備)
- ・条数記号登録(電気設備)
- ・線カット図形記入(電気設備)
- ・線カット図形登録(電気設備)
- ・照明割付(照度計算付)(電気設備)
- ・電灯盤作図(電気設備)
- ・文字記号記入(電気設備)
- ・配線作図(電気設備)
- ・渡り配線作図(電気設備)
- ・矢印付配線作図(電気設備)
- ・自由配線作図(電気設備)
- ・線カット(電気設備)
- ・データボックス管理(電気設備)
【操作】
(1)電気設備図用のシンボルや図形の配置機能
電気設備図でよく使うシンボルや図形が登録されており、それらを図面に配置して作図できます。オリジナル図形も登録できますので、データを蓄積するとさらに効率よく作図できます。
立上げ記号、条数記号を配置するコマンドや、配置先の線分を配置する図形の外形形状でカットして配置するコマンドもあります。
- ・シンボル呼出(電気設備)
- ・シンボル登録(電気設備)
- ・立上げ記号呼出(電気設備)
- ・立上げ記号登録(電気設備)
- ・条数記号記入(電気設備)
- ・条数記号登録(電気設備)
- ・線カット図形記入(電気設備)
- ・線カット図形登録(電気設備)
■シンボル呼出(電気設備)コマンド
選択したシンボルをプレビューで確認しながら配置できます。
ダイアログ上で配置する向きが確認できます。[/]ボタンで線分の角度に合わせて配置できます。
■条数記号記入(電気設備)コマンド
電線条数も線分の角度に合わせて配置できます。
■線カット図形記入(電気設備)コマンド
線分の角度に合わせて図形を回転して配置できます。
配置した図形の外形に合わせて線分が自動でカットされます。
■照明割付(照度計算付)(電気設備)コマンド
照明器具を配置する範囲を指定して、配列台数を設定し、配置の補助線を作図します。
計画照度を満たす照明器具の台数の算出や、使用する照明器具と設置台数による照度を確認できます。
照明器具を配置する部屋の範囲は、画面から2点指定で読み取れます。
照明器具の種類はリストから選択できます。
計算台数を参考に検討台数を入力すると、配列台数やピッチが設定されます。
配列台数を調整すると、使用する照明器具と設置台数による照度を確認できます。
作図基点を指定して、割付作図を実行すると、補助線と照明器具を配置します(照明器具を配置する場合)。
※照明器具の種類は、一般社団法人日本照明工業会の公共施設用照明器具に基づいています。
各メーカーにおける品番との照合などはこちらのページをご覧ください。
■電灯盤作図(電気設備)コマンド
電灯分電盤の作図を回路数により、自動で行います。
■文字記号記入(電気設備)コマンド
回線番号などの文字記号を作図します。
連続した番号での作図もできます。電気設備図以外でも使えます。
(2)配線コマンド
配線、渡り配線、矢印付配線、自由配線を作図します。
配線、渡り配線では、コーナー部分はクリックするごとに角度を確認しながら作図できます。
■配線(電気設備)コマンド
■渡り配線(電気設備)・矢印付配線(電気設備)・自由配線(電気設備)コマンド
■線カット(電気設備)コマンド
配線図などの交差する線分やポリラインを一定の長さでカットします。
交点カットでは、カットする線分、交差する線分を指示すると、指定した幅でカットされます。
カットされる線分は、オレンジ色で表示され、カット範囲も円でわかりやすく表示されます。
電気設備図を作成されるみなさまには、ぜひ、電気設備図コマンドを業務にお役立ていただきたいと思います。
※本機能は、DRA-CAD17シリーズ以降でご利用いただけます。