? 日影チャートと日差し曲線|株式会社建築ピボット

日影チャートと日差し曲線

・日影チャート

・日差し曲線


日影チャート

任意点における、当該建物による日影時間を表したものを日影チャートといいます。確認申請用図書の場合、測定点は測定線上に配置されます。


[使用目的]
等時間日影図だけでは、日影規制を満足しているかどうかの判断が難しい場合に使います。


「等時間日影図」の[注意]の項目で記したように、等時間線の計算には必ず誤差が含まれています。そのため、等時間線と測定線が接近している場合は、上記の判断は難しくなります。
一方、特定点の日影時間の計算には精算法があり、ほぼパソコンの計算誤差程度で日影時間を求めることができます。等時間線と測定線が接近している場合、接近している部分の測定線上の日影時間を計算して確認することで規制範囲内かどうか判断を下すことができます。


日差し曲線

任意点から各時刻の太陽位置を結ぶ線を連ねた曲線を日差し曲線または日照定規とよびます。図を見ていただくとわかりやすいのですが、日差し曲線から上の部分はその時刻で測定点上に日影を作る部分ということになります。

[使用目的]
日影規制の日影時間を満たした計画建物の検討がしやすくなります。

日影時間が規制よりオーバーしてしまった測定点について、日差し曲線を用いた検討を行います。日影時間がわずかでも発生するのであれば、計画建物の一部が日差し曲線と交差しているはずです。その交差した部分の上部を少しずつ切り欠いて、日影チャートを再度作成し日影時間を確認する、という手順を繰り返せば、日影時間をクリアしたボリュームが作成できます。




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