建築設計プラットフォーム
第20回壁面日影を確認してみよう
~解析:壁面日影コマンドの利用~
【概要】
i-ARMには建物から生じる影の影響を確認する機能が備わっています。
今回は、周辺建物の壁面等に生じる影形状を確認するときに使用できる「壁面日影」コマンドについてご紹介していきます。
【操作】
壁面日影計算と計算結果の確認、図面出力について説明します。
1.壁面日影コマンドを起動
「解析」タブを開き、シミュレーションの「壁面日影コマンド」を起動します。
2.受影面の入力
検討する受影面を入力します。
3.計算実行と計算条件の設定
壁面日影コマンドでは細かい計算条件を設定することも可能ですが、受影面を入力後はすぐに計算を実行できます。
【計算条件・日影線の設定】
計算する日時や日影線の間隔などを設定します。
日影線の描画属性を設定することも可能です。
4.計算結果の確認
計算が終了すると、指定した日時における日影線が受影面上に表示されます。
5.図面出力
計算結果が確認できたら、図面として出力します。「2D」は平面図、「3D」は3次元の図面データを出力します。
【まとめ】
i-ARMでは、計画建物が周辺建物へどのような日影の影響を及ぼすかを簡単に解析することができます。大規模な建築物を計画する際に必要となる周辺住民への説明資料として利用することも可能です。ぜひ一度ご活用いただければと思います。