建築物(非住宅)の省エネルギー計算
アップデート(SAVE-建築 Ver.6)
最新バージョン「SAVE-建築 Ver.6」では、標準入力法の確認機能がさらに直感的になり、出力機能も強化されました。 また、空調ゾーンの取り扱い方法を刷新し、設計プロセスがよりスムーズに進められるよう進化を遂げています。 Ver.6では仕様変更が行われた機能が含まれているため、アップデートを予定されている方は、新バージョンでの改良点・変更点をぜひご確認ください。
①空調ゾーンの変更
入力の変更
標準入力法において、Ver.5までの空調ゾーンの形状入力を廃止し、
空調ゾーンに対して部屋を割り当てるよう変更となりました。
※空調ゾーン:部屋は1:他
Ver.5データの取扱い
標準入力法の仕様に対応するため、複数の空調ゾーンを配置する機能を見直し、単一のみの配置へと仕様を変更しました。
1つの部屋に複数の空調ゾーンがある場合には、Ver.6用のデータにコンバートされ、空調ゾーンで部屋が分割されます。
※分割時に窓や設備が削除されることがあり、計算結果にも影響しますのでご注意ください。
②編集機能の強化
分割・結合
Ver.5までは壁分割のみでしたが、部屋や壁の分割・結合コマンドを追加しました。 部屋を空調ゾーンで分割したい場合にも便利に使用できます。
階の挿入・削除
階タブの右クリックメニューから階の挿入や削除ができるようになりました
開口リスト
開口をリストで確認・編集することができるようになりました。 同じ名前や材料の開口を一括で編集することも可能です。
面積直接入力
標準入力法の開口や外床で面積直接入力を追加しました。
アーチ窓などの際にお使いいただけます。
③確認機能の強化
部屋情報の確認
選択した部屋に所属する外皮や設備の情報を出力ウィンドウで確認できるようになりました。
設備表示
部屋の設備記号の表示で対象室は塗りつぶしなし、設備設置室は塗りつぶしで表示されるようになりました。 また、各設備の表示モードで部屋に設定されている設備を簡単に確認できます。
ZEB-Oriented
複数の建物用途がある場合に、用途毎の計算結果が必要となるZEB-Orientedの判定に対応しました。 ※複数用途の場合には、全体+用途数分API計算を行います。
④建研更新対応
全熱交換器
空調の全熱交換器を詳細に設定できるようになりました。 空調の全熱交換器リストで設定し、使用空調機器一覧で設定します。
換気の電動機出力の天井高補正
換気設備の電動機出力で天井高さの補正機能を追加しました。 天井高さが高い部屋などで補正のチェックを入れることで計算時に使用する電動機出力の値をプログラムで算出します。
⑤出力機能の強化
設計内容説明書・計画書
適判時に必要となる、設計内容説明書と計画書(様式第1)の出力を追加しました。
平面図・立面図出力
標準入力法の平面図の出力を強化し、部屋・外皮・照明の出力ができるようになりました。 部屋リストや外皮リスト、照明室指数のリストも一緒に出力できるようになりました。
外皮面積表
標準入力法の外皮面積表の出力を強化しました。 部屋ごとに図面にあった帳票出力が可能になりました。
⑥インポート
入力シート読み込み
標準入力法の設備リスト、モデル建物法の断熱、開口、設備リストをExcel入力シートから読み込む機能を追加しました。
IFC読込の設定追加
IFC読み込み時に、「壁属性をデフォルトにする」設定を追加しました。 読み込み時に、部屋の外壁を分割せずにインポートしたいときに使用します。
⑦その他
・標準入力法の材料リストを整理しH28とユーザー定義の2種類としました。
・API計算のバージョン指定ができるようになりました。※旧バージョンの廃止
・建築概要情報で「旧PAL地域区分」「暖房期日射地域区分」「標高」を削除しました。
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