避難検証法 活用事例

株式会社 スダック

取締役執行役員 染谷 朝雄 様

株式会社スダック様は大規模ショッピングセンターなどの監理やコンサルティングを行う会社です。避難安全検証法を用いた設計や、ソフトの魅力について、取締役執行役員 染谷 朝雄 様にお話いただきました。

入力間違いや避難安全検証法の知識不足による、大きなミスを確実に回避することができました。

操作だけなく知識も補う。避難安全検証法を使った設計に不可欠なツール

購入の経緯

主に大規模ショッピングセンターなどの監理、コンサルティングに携わることが多いです。ただ、今回は縁あって中型スーパーの設計を行うことになり、安全性を確保しつつ、過剰な設備設計を少しでもスリムにしたい、と考え、ネットで検索しているうち、建築ピボットのホームページにたどり着き、「避難検証法Ver.3」の購入に至りました。

優れた操作性

CADのように毎日使うプログラムではありませんから、操作を覚えるのに手間がかかるようだと困ります。その点、「避難検証法Ver.3」は、”簡単”、”速い”、”自己学習ができる”点で魅力でした。何しろ計算と出力が速いので、様々な案をシミュレーションして検討できます。結局、かなりの数のパターンを試せましたし。入力もCADデータを下図として取り込んでからは、壁などの情報を加えるだけなので、ほかの所員に「ちょっと入力しておいて」と、気軽に頼むこともできました。ライセンスがインターネット認証というも便利ですね。

計算結果



度重なる変更への対応も

実は、避難安全検証法を使った場合の設計変更は、軽微なものでも、変更届を出す必要に迫られることがあります。トイレを変えたり、什器の位置をわずか30cmずらしただけで再提出になるケースも。このため、今回も頻繁に申請用データを作り直す必要に迫られました。その一方で、設計期間は非常にタイトで、入札前に構造計算を終わらせて、受けたと同時に確認申請をするくらいの勢いでないと、納期には間に合いません。そうした中、この時も30~40回は「避難検証法Ver.3」で計算を繰り返しましたね。でも、プログラムがあればすぐに修正でき、計算は十数秒、出力も一瞬ですむので、本当に助かりました。

操作だけなく、知識も補う

さきほど、”自己学習ができる”とお伝えしましたが、「避難検証法Ver.3」は入力しながら学べるんですね。項目を説明するポップアップヘルプや、プリチェック機能などがそれです。不慣れな操作による入力間違いや、避難安全検証法の知識不足により、危険側へ設計してしまう、などの大きなミスを確実に回避することができました。

正直言いますと、今回、自分でやる事に不安はあったものの、初めてながらもきちんと出来たので良かったです。審査機関でも出力結果について指摘を受けたり、問題になることもありませんでした。今回、「避難検証法Ver.3」に触れたおかげで、現場でチェックすべき場所なども一層、理解できた印象があります。

おわりに

ぜひ、避難安全検証法はプログラムで検討してみてはいかがでしょうか。この法は何かを一個作るだけで、何かが要らなくなるという、ダイナミックな面もあり、設計段階で非常に役立ちます。それらを実現する「避難検証法Ver.3」は、不可欠なツールだと思います。

3D計算



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