|基礎

基礎の形状などを設定し、基礎を入力します。

■ 属性パレット

    線熱貫流率計算方法の設定により、パネルの内容が切り替わります。

■ 説明

共通項目:「定常二次元伝熱計算の代表値」[形状依存しない値] [詳細計算] [直接]
入 力 項 目 説  明
基礎名称 基礎の名前を入力します。
隣接空間 「外気[H=1.0]」、「外気に通じる床裏[H=0.7]」、「外気に通じない床裏[H=0.15]」
のいずれかを選択します。
 「外気[H=1.0]」:温度差係数が1.0 として計算されます。
 「外気に通じる床裏[H=0.7]」:温度差係数が0.7 として計算されます。
 「外気に通じない床裏[H=0.15]」:温度差係数が0.15 として計算されます。
 「熱損失なし」:住戸の隣接空間で温度差係数を0にする場合に ✔ を入れます。
熱損失なし 隣接空間で温度差係数を0にする場合に ✔ を入れます。
線熱貫流率計算方法 「定常二次元伝熱計算の代表値」、「形状に依存しない値」、「詳細計算」、「直接」の
いずれかを選択します。パネルが切り替わります。


[定常二次元伝熱計算の代表値]を選択した場合
 
入 力 項 目 説  明
基礎タイプ 「べた基礎」、「布基礎」から選択します。
断熱 基礎底盤部の断熱を「上部断熱」又は「下部断熱」から選択します。
基礎立ち上がり
 材料
プルダウンリストから、[層構成リスト]で登録されている材料記号を選択します。
 ※[リスト]ボタンをクリックすると、それぞれの材料リストが表示され、
  詳細の確認や選択をすることができます。
 断熱材 抵抗値 R1 設定した材料の構成から、室外側断熱材の熱抵抗が自動で表示されます。
 断熱材 抵抗値 R2 設定した材料の構成から、室内側断熱材の熱抵抗が自動で表示されます。
 基礎壁を算入 基礎壁を外皮として参入する場合、✔ を入れます。
 基礎壁高さ 「基礎壁を参入」に ✔を入れた場合、基礎壁高さを入力します。
基礎立底盤部
 断熱材
プルダウンリストから、[材料一覧]で登録されている断熱材を選択します。
 断熱材 厚さ 断熱材の厚さを入力します。
 断熱材 抵抗値 R3 設定した断熱材から、熱材の熱抵抗が自動で表示されます。
 断熱材 長さ W 底盤部分に設置する断熱材の寸法を入力します。


[形状依存しない値]を選択した場合
基礎形状によらない方法(土間床上端と地盤面との距離)で、土間床等の外周部の線熱貫流率を算出します。
入 力 項 目 説  明
土間床上端と地盤面の距離 土間床上端と地盤面の距離を入力します。
※地盤面が土間床上端面より下方の場合、マイナスで指定します。
基礎壁を外皮として参入する 基礎壁を外皮として参入する場合、✔ を入れます。
 基礎壁高さ 「基礎壁を外皮として参入する」に ✔を入れた場合、基礎壁高さを入力します。
 材料 「基礎壁を外皮として参入する」に ✔を入れた場合、基礎壁の材料を選択します。
※リストから材料を選択することもできます。
(1) 土間床上端 ≧ 地盤面 の場合
  土間床等の外周部の線熱貫流率=0.99(W/mK)

(2) 土間床上端 < 地盤面 の場合
土間床上端と地盤面の距離(m) 土間床等の外周部の線熱貫流率(W/mK)
0.05 以下 0.98
0.05 超過0.50 以下 1.47
0.5 超過1.00 以下 1.70
1.00 超過2.00 以下 1.95
2.00 超過5.00 以下 2.43
5.00 超過 3.24


[詳細計算]を選択した場合
入 力 項 目 説  明
土間全面に断熱 土間全面を断熱する場合に ✔ を入れます。
高さ H1 地盤面からの基礎上端までの寸法を入力します。
基礎深さ H2 地盤面から基礎底盤上端までの寸法を入力します。
※基礎底盤が地盤面より下にある場合は、マイナスの数値で入力します。
基礎壁高さ 「土間全面に断熱」に ✔ を入れた場合に、基礎壁の高さを入力します。
基礎立ち上がり
材料 プルダウンリストから、[層構成リスト]で登録されている材料記号を、選択します。
 ※[リスト]ボタンをクリックすると、それぞれの材料リストが表示され、詳細の確認や
  選択をすることができます。
 ※リストについては、[概要]-[入力手順概要]-[リストの利用]を参照してください。
断熱補強 断熱補強をする場合に ✔ を入れます。2)参照
室内側
 断熱材 熱抵抗 R4
設定した材料の構成から、室内側断熱材の熱抵抗が自動で表示されます。
室外側
 断熱材 熱抵抗 R1
設定した材料の構成から、室外側断熱材の熱抵抗が自動で表示されます。
 断熱材 施工深さ
 W1
地盤面より下の、基礎立ち上がり部分の室外側断熱材の施工深さを入力します。
基礎底盤部
室内側
 断熱材
プルダウンリストから、[材料一覧]で登録されている断熱材を選択します。
 断熱材 厚さ 断熱材の厚さを入力します。
 断熱材 熱抵抗 R2 基礎立ち上がりで設定した材料の構成から、室内側断熱材が折り返されてい
るものとして熱抵抗を自動で表示します。
 断熱材 長さ W2 底盤部分の室内側に設置した断熱材の、水平方向の折返し寸法を入力します。
室外側
 断熱材
プルダウンリストから、[材料一覧]で登録されている断熱材を選択します。
 断熱材 厚さ 断熱材の厚さを入力します。
 断熱材 熱抵抗 R3 設定した断熱材から、室外側断熱材の熱抵抗を自動で表示します。
 断熱材 長さ W3 底盤部分の室外側に設置した断熱材の、水平方向の折返し寸法を入力します。
1)[?]ボタンにカーソルを合わせると、ヘルプが表示されます。

2)「断熱補強」の ✔ を入れ、[参照]ボタンをクリックすると、断熱補強ダイアログが表示されます。
 材料を選択し、厚さなどを入力して[OK]ボタンをクリックします。
 
断熱補強入力リストの登録
 「断熱補強名称」を入力し、断熱補強材の材料、厚さ、範囲を設定して、[登録]ボタンをクリックする
 と、設定内容を断熱補強入力リストに保存されます。
 断熱補強入力リストの保存場所:(プロジェクトフォルダ)¥_db¥ ReinInslationDataSet.csv
 同じプロジェクトであれば、違う間取りタイプでも同じ断熱補強入力リストを利用できます。
 ※同じ名称がすでに登録されている場合は、[登録]ボタンをクリックすると、上書きするか否かを確認します。
  リストに同じ名前で上書き登録しても、すでに配置した基礎の断熱補強の設定内容は変更されません。
 
断熱補強入力リストの削除、編集
 登録すると[断熱補強名称]のプルダウンリストに表示されます。リストから選択すると、登録した断
 熱補強の属性が表示されます。
 
 【入力部品リスト】コマンドでは、リストの削除や編集などリストの管理が行えます。
 すでに配置した基礎の断熱補強の設定内容を変更する場合は、【入力部品リスト】コマンド、【基礎の確
 認・変更】、【基礎のプロパティ】のいずれかで行います(詳細は、【入力部品リスト】コマンド
 「選択モード:基礎 ●基礎の確認・変更を行う、●基礎のプロパティ」を参照してください)。

3)基礎の属性変更や材料の変更をする場合は、[選択モード]で表示して変更します(詳細は「選択モード:基礎
 を参照してください)。


[直接]を選択した場合
 
入 力 項 目 説  明
(数値入力)[W/mK] 線熱貫流率を直接指定します。1)参照

1)[算出プログラム]ボタンをクリックすると、Web 上に「土間床等の外周部の線熱貫流率の算出プログラム)」
 が表示されます。ここで算出した値を指定していただいても問題ありません。
※「土間床等の外周部の線熱貫流率の算出プログラム」は使用許諾条件を確認後、同意することで利用できます。
 使用方法に関しては、建築研究所のホームページをご参照ください。


■ 操作

1 . [ホーム]メニューから〔入力〕パネル(または〔外皮入力〕パネル)の[基礎]を選択する


2 . 属性パレットに基礎の属性が表示される

 

※コマンドを実行後、[Ctrl]キーを押しながら入力されている基礎をクリックすると、基礎の属性を取得することができます。


3 . 基礎を入力する

2点指定すると、基礎が入力されます。

 

4 . コマンドを終了する

右クリックで終了します。
※別の入力コマンドを実行しても、現在のコマンドが解除されます。