直接入力について

選択モードのプロパティには、「属性情報の確認や変更」と「直接入力」の機能があります。
ここでは、直接入力について説明します。

※直接入力の考え方については、[概要]-[直接入力]を参照してください。


■ 共通事項

●識別名

直接入力項目には、識別名(文字列)をつけることができます。
これを計算書のコメント欄や根拠図面などで使用することで、対応関係を示すことができます。

●コメント

直接入力項目には、コメント(文字列)をつけることができます。
これを計算書のコメント欄や根拠図面などで、参照することができます。

※計算書などでは、長い文字列を入力すると、コメント欄は折り返して表示されてしまい、意図しない体裁になることがありますので、ご注意ください。

●面積/長さ

実際に直接入力したい数値を入力します。単位は、長さはmm、面積は㎡です。


■ 入力手順

ここでは、直接入力の中でも最も複雑な外壁の部分を例に、手順を追って直接入力の操作方法を解説します。

(1) ダイアログの役割

ダイアログは、領域ごとで役割が決まっています。

 

直接入力されたデータは、「識別名」、「隣接空間」、「材料名」、「日陰」、「方位」、「面積」、「幅」、「高さ」、 「開口(複数)」、「熱橋(複数)」、「コメント」、「日除け効果係数」を1セットとして、管理されています。
外壁については、これを複数登録することができますので、その1セットに対して、編集を行っていく必要があります。
領域①の「追加」「設定」「削除」の機能は、その直接入力リストへの操作をあらわしています。


(2) 直接入力の新規追加

はじめて直接入力を行う場合、直接入力(壁)ダイアログは、以下のようになっています。

 

領域②の直接入力リストの内容、すなわち「識別名」、「隣接空間」、「材料名」、「日陰」、「方位」、「面積」、「幅」、 「高さ」、「開口(複数)」、「熱橋(複数)」、「コメント」、「日除け効果係数」を入力し、[追加↑]ボタンをクリックします。

 

領域①のリストに「W1」という名前で、直接入力した面積(領域②の直接入力リストの内容)が登録されます。

 

材質の異なる領域が複数あるような場合

続けて他の情報を変更し、[追加↑]ボタンを押すことで、領域①のリストに登録され、同じ外壁に複数の直接入力領域を保持させることができます。

 

(3)直接入力値の編集

直接入力リストに設定されているデータの内容を設定し直す場合は、領域①のリストを一度選択する必要があります。

 

編集したいデータをクリックすると、領域②に選択したデータの内容を表示します。

 

内容を修正後、[設定↑]ボタンをクリックすることで、設定内容が変更されます。

 

(4)直接入力値の削除

すでに設定されている直接入力値をリストから削除したい場合には、領域①で削除したいリスト項目を選択し、[削除]ボタンをクリックします。

 

それによって、領域①のリストから削除することができます。

 

(5)直接入力値の確定

直接入力した内容について確定するためには、領域③の[OK]ボタンをクリックする必要があります。

 

■注意点

このダイアログで設定された「すべてのリスト」を確定するか、キャンセルするかを決定するものですので、ご注意ください。

※[OK]ボタンが押された時にリストが空の場合、直接入力する壁を追加するかのメッセージが表示されます。
 追加する場合は[はい]ボタン、追加しない場合は[いいえ]ボタンを選択してください。

 

領域③の[OK]ボタンをクリックすると、外壁のプロパティダイアログに戻ります。直接入力した内容が「直接入力を使用する」に表示されます。 確定するためには、ここで[OK]ボタンをクリックする必要があります。

 

■注意点

すべての設定を有効に保持するためには、外壁のプロパティダイアログに戻った後、そこでさらに[OK]ボタンをクリックする必要がありますので、ご注意ください。