設備

■設備プロジェクト

設備プロジェクトにモデル建物法のパラメータを追加し、マッピングテーブルを調整します。昇降機は意匠プロジェクトに設定されているため、意匠プロジェクトでパラメータを追加します。


空調:空調熱源は追加パラメータがないため、マッピングテーブルのみ変更します。

マッピングテーブル[C-I_設備項目] ※黄色の背景で表したセルはサンプルデータ用に追加した行です。

ID 項目名 名称 単位
C-1001 ①熱源機器名称 呼称
C-1002 ②熱源機種 呼称
C-1003 ③台数 個数
C-1004 ④一台当たりの定格能力 冷房 冷房能力 W
C-1005 ④一台当たりの定格能力 暖房 暖房能力 W
C-1006 ⑤定格消費電力 冷房 消費電力_冷房 W
C-1007 ⑤定格消費電力 暖房 消費電力_暖房 W
C-1008 ⑥定格燃料消費量 冷房 定格燃料消費量 冷房
C-1009 ⑥定格燃料消費量 暖房 定格燃料消費量 暖房
C-1010 ⑦備考 備考

マッピングテーブル[C-I_設備選択肢]

ID 項目名 名称 選択肢
C-1001 空調C1_熱源機種 マルチパッケージ形空気調和機_室外機 パッケージエアコンディショナ(空冷式)

事務所と店舗の空調熱源を判定するため、店舗で使用されている空調室外機の備考に「店舗」と入れておきます。


換気:機械設備に「高効率電動機」「送風量制御」のパラメータを追加します。

ファミリカテゴリ:機械設備

<設定項目:タイププロパティ>
高効率電動機
送風量制御


マッピングテーブル[C-I_設備項目]

ID 項目名 名称 単位
D-0001 ①室名称 スペース: 名前
D-0002 ②室用途 スペース: 換気室用途
D-0003 ③床面積 床面積
D-0004 ④換気方式 スペース: 換気方式
D-0005 ⑤機器名称 呼称
D-0006 ⑥台数 個数
D-0007 ⑦一台あたりの送風量 実風量
D-0008 ⑧一台あたり電動機出力 電動機出力
D-0009 ⑨高効率電動機 高効率電動機
D-0010 ⑩送風量制御 送風量制御
D-0011 ⑪備考 備考

マッピングテーブル[C-I_設備選択肢]

ID 項目名 名称 選択肢
D-0004 換気D_換気方式 1 第一種換気
D-0004 換気D_換気方式 2 第二種換気
D-0004 換気D_換気方式 3 第三種換気

照明:照明器具に「初期照度補正機能」のパラメータを追加します。

ファミリカテゴリ:照明器具

<設定項目:タイププロパティ>
初期照度補正機能

マッピングテーブル[C-I_設備項目]

ID 項目名 名称 単位
E-0001 ①室名称 スペース: 名前
E-0002 ②室用途 スペース: 照明室用途
E-0003 ③床面積 床面積
E-0004 ④照明器具名称 呼称
E-0005 ⑤消費電力 定格消費電力
E-0006 ⑥台数 個数
E-0007 ⑦在室検知制御の有無 スペース: 在室検知制御
E-0008 ⑧明るさ検知制御の有無 スペース: 明るさ制御
E-0009 ⑨タイムスケジュール制御の有無 スペース: タイムスケジュール制御
E-0010 ⑩初期照度補正機能の有無 初期照度補正機能
E-0011 ⑪備考 備考

昇降機:エレベーターに「速度制御方式」のパラメータを追加します。

ファミリカテゴリ:造作工事

<設定項目:タイププロパティ>
速度制御方式:可変電圧可変周波数制御方式(回生なし)

マッピングテーブル[C-I_設備項目]

ID 項目名 名称 単位
G-0001 ①昇降機名称 ファミリ
G-0002 ②速度制御方式 速度制御方式
G-0003 ③備考 備考

■設備の集計表の作成

[意匠・設備]→【集計表】コマンド


設備プロジェクトから 【集計表】 コマンドを実行します。「C1_空調熱源」「D_換気」「E_照明」に☑を入れ [↓集計表作成] ボタンをクリックして、集計表を作成します。追加フィールドのデフォルト値は、マッピングテーブルの「C-I_設備項目」から設定されます。それぞれ集計表に追加されるフィールドを確認し、[OK]ボタンでコマンドを終了します。
入力シート出力時に、照明、換気の室の面積はエリアから取得します。エリアとスペースの関連把握のため「スペース: 番号」のフィールドは必須項目となります。

*追加フィールドの確認 (左:空調熱源、中:換気、右:照明)

コマンドを終了すると、建物用途ごとに指定した集計表が作成されています。
サンプルでは、集計表のブラウザ構成のグループ化は「専門分野」「副専門分野」「備考」と設定されています。作成した集計表のプロパティの「専門分野」「副専門分野」「備考」にそれぞれ「省エネ」「モデル建物法」「設備」を設定しておきます。

  • ・C1_空調熱源(事務所)
  • ・C1_空調熱源(店舗)
  • ・D_換気(事務所)
  • ・D_換気(店舗)
  • ・E_照明(事務所)
  • ・E_照明(店舗)」

空調熱源の集計表では、空調熱源や建物用途を絞り込むために、「呼称」と「備考」でフィルタを設定します。

集計表 C1_空調熱源(事務所)

集計表 C1_空調熱源(店舗)

集計表 D_換気(事務所)

集計表 E_照明(事務所)


意匠プロジェクトでも同様の手順で昇降機の集計表を作成します。店舗は昇降機が必要ないため、作成された店舗の集計表は削除しておきます。

集計表 G_昇降機(事務所)