外皮

■ 外皮プロジェクトの作成

外皮プロジェクト

1.新規作成で外皮テンプレート.rteを参照します。
【新規作成】コマンドを実行します。ファイルを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

2.外皮のテンプレートが表示されます。

3.外皮プロジェクトを保存します。
【名前を付けて保存】コマンドを実行します。ファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリックして保存します。

4.リンク管理でサンプル意匠を追加します。
〔管理〕タブ→【リンク管理】コマンド→[追加]ボタンを実行します。

5.Revitリンクダイアログ→サンプル意匠.rvtを選択します。配置は「自動 - 内部原点合わせ」を選択します。

6.サンプル意匠が追加されます。[OK]ボタンをクリックします。

7.リンク意匠が表示されます。

8.【外皮要素コピー】コマンドを実行します。
すべての要素・レベル(選択/解除)を☑します。アルミスパンドレルのレベルを1FLのみ☑します。[OK]ボタンをクリックします。

9.重複タイプのダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックします。

10.メッセージダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックします。

11.〔表示〕タブ→【表示/グラフィック】コマンド→〔Revitリンク〕タブ→サンプル意匠.rvtの☑を外して、[OK]ボタンをクリックします。

12.外皮要素が表示されます。

13.外皮として扱わない壁は外皮フラグの☑をはずします。

14.〔管理〕タブ→【マテリアル】コマンド→「断熱」で検索→断熱を表示します。


マッピングテーブル[B2_断熱]

材料名称 断熱材 部位種別 断熱材種類(大分類) 熱伝導率 厚み 熱貫流率 備考
断熱 ポリスチレンフォーム(3種b)敷込 t30 屋根 押出法ポリスチレンフォーム断熱材 30
外皮要素の整理

コピーした外皮要素をモデル建物法の外皮として扱うために、データの追加編集を行います。

1.屋上部分パラペットの高さを屋根の高さに変更します。

1)【外壁オフセット】コマンドを実行します。

2)オフセット対象面の床を選択します。

3)壁がオフセットされます。

4)勾配面の壁を床にアタッチする前に床のレベルを変更します。
床を選択→インスタンスプロパティ→基準レベルオフセット→「120→420」に変更します。

5)壁を床にアタッチします。
壁を選択→アタッチ 上/下端→床を選択します。

6)他の壁も同様にアタッチします。

7)屋上部分パラペットの高さを屋根の高さに変更されました。

カーテンウォール

2.南面のカーテンウォールを変更します。

1)南面のカーテンウォールの1つを、外皮の☑を外して対象外にします。
【外皮一覧】コマンド→外皮の☑をはずします。

2)[OK]ボタンをクリックして保存します。

3)カーテンウォールを東側の外壁まで伸ばします。

4)カーテンウォールを西側の外壁まで伸ばします。

5)カーテンウォールの幅が東西の外壁まで変更されました。

3.屋根部分の外皮名称と方位を変更します。

【外皮一覧】コマンドを実行し、以下のように設定します。
外皮名称 床→屋根
方位 床→屋根

天井(軒天)

4.軒天部分の天井を変更します。

【外皮一覧】コマンドを実行し、以下のように設定します。
外皮名称 屋根→床
方位 屋根→床


モデル開口

南面カーテンウォールのモデル開口を、ガラス部分に分割します。

1.南面カーテンウォールのモデル開口を変更します。

1)モデル開口の高さを、ガラス部分の高さ「1830」に変更します。
インスタンスプロパティの「③高さH」に「1830」を設定します。
③高さH mm 26520→1830

2)モデル開口を選択→〔修正|一般モデル〕タブ→【コピー】コマンドでモデル開口を複製します。

3)複製したモデル開口は壁と関連付いていないため、関連付けを行います。 外皮一覧表ダイアログ→〔開口〕タブで、壁に関連付いていないモデル開口は、赤色のセルで表示されます。

4)外皮一覧表ダイアログ→[要素選択]ボタンをクリック→関連付ける壁を選択します。

5)外皮一覧表ダイアログ→選択ボタンをクリックします。

6)ビューで関連付けるモデル開口を選択して、終了ボタンで終了します。

7)モデル開口が追加されます。

8)外皮一覧表ダイアログ→〔開口〕タブで、「⑤建具の種類」と「⑥ガラスの種類」を設定します。
同じ建具名称をまとめて編集に☑します。
⑤建具の種類 窓→金属製(単板ガラス)
⑥ガラスの種類
 窓 →T
 ドア→S

9)ダイアログの[OK]ボタンをクリックすると、データが更新されます。

10)①建具仕様名称が同じでサイズが異なるモデル開口の名称を変更します。
【モデル開口枝番】コマンドを実行して、①、②、③の順にモデル開口をクリックします。
右クリックメニューの「キャンセル」または、「ESC」キーで終了します。
②と同じサイズのモデル開口に同じ名称を設定します。
①建具仕様名称  AG 1F西→AG 1F西-2

11)【外皮一覧】コマンドを実行し、①建具仕様名称が異なる名称に設定されたことが確認できます。


断熱材

外壁に断熱材を設定します。

1.外壁に設定する断熱材をマテリアルに追加します。

1)〔管理〕タブ→【マテリアル】コマンド→「新しいマテリアルを作成」をクリックします。

2)〔アイデンティティ〕タブに断熱材の情報を入力します。
名前→「外壁断熱材」
説明→「グラスウール t50」
クラス→「断熱材」を選択します。

3)〔グラフィックス〕タブで色を設定します。

2.外壁に断熱材を設定します。

1)外皮モデル→【外皮一覧】コマンドを実行します。

2)マテリアル/断熱材セルのコンボボックスで、「外壁断熱材」を選択します。

3)セルをクリックで選択し、キーボードから[Ctrl]+[C]でクリップボードにコピーします

4)セルをクリックで選択し、キーボードの[Ctrl]+[V]でクリップボードから貼り付けます。

5)外皮モデル→【断熱範囲】コマンドを実行します。
選択したビュー→「3Dビュー - {3D}」

6)断熱材の色で上書きされ、断熱材の設定が確認できます。

7)外皮モデル→【断熱範囲】コマンドを実行します。
選択したビュー→「立面 - 西」、「立面 - 東」、「立面 - 南」、「立面 - 北」

8)断熱材の色で上書きされ、壁に断熱範囲とタグが記入されます。


リンク意匠のエリア

1.外皮プロジェクトにリンク意匠のエリアを表示します。

1)〔管理〕タブ→【プロジェクト標準を転送】コマンドを実行して、プロジェクト標準をコピーします。

2)〔建築〕タブ→【エリアプラン】コマンドを実行します。
タイプ   :07 延床
選択レベル :1FL~7FL

3)メッセージダイアログが表示されます。[いいえ]ボタンをクリックします。

4)エリアプランが追加されます。

5)〔表示〕タブ→【表示/グラフィック】コマンド→〔Revitリンク〕タブ→サンプル意匠.rvtの表示設定→RVT表示設定ダイアログ
〇リンクビューを選択→●カスタムを選択
リンクビュー エリアプランを選択
塗りつぶし <ホストビュー別>を選択

6)エリアプランの塗りつぶしが、<ホストビュー別>で設定されます。

7)〔建築〕タブ→部屋/エリアパネル→【カラースキーム】コマンドを実行して、カラースキームを追加します。
タイトル :空調室
パラメータ:空調室
オプション:「リンクからの要素を含める」を☑します

8)エリアプラン→カラースキーム→「空調室」を選択します。カラースキームが設定されます。

9)すべてのエリアプランに空調室のカラースキームを設定します。


計算対象部分の外周長さ

入力シート「様式A_基本情報」シートの「⑭計算対象部分の外周長さ [m]**」へ出力するために、床面積が最大の階のエリアに計算対象部分の外周長さを詳細線分で追加します。入力シートに出力するため、ビュー名称へ「建築物用途」と「外周長さ」を含めてください。

マッピングテーブル[基本項目]

ID 項目名 ビュー名 ファミリ 表示
フラグ
プロパティ名 単位
A-0014 ⑭計算対象部分の外周長さ 外周長さ * * *

1.エリア集計表から床面積最大の階→2FLを床面積最大の階と設定

2.〔注釈〕タブ→【詳細線分】コマンドを実行→「線種:外周長さ」を選択して、詳細線分を入力します。

外周線分

ビュー名称:2FL_事務所_外周長さ


計算対象部分の非空調コア部

入力シートの「様式A_基本情報」シート、「⑮計算対象部分の非空調コア部**」を出力するために、エリアに非空調コア部の方位と長さを詳細線分で追加します。入力シートに出力するため、ビュー名称へ「建築物用途」と「外周長さ」を含めてください。

マッピングテーブル[基本項目]

ID 項目名 ビュー名 ファミリ 表示
フラグ
プロパティ名 単位
A-0151 ⑮計算対象部分の非空調コア部 方位 非空調コア * * *
A-0152 ⑮計算対象部分の非空調コア部 長さ 非空調コア * * *

1.エリアプランで非空調コア部を確認します。
ブルー:冷暖房
ピンク:無条件

2.エリアプラン→2FLを右クリック→ビューを複製→複製を選択します。

3.〔注釈〕タブ→【詳細線分】コマンドを実行→方位別に詳細線分を入力します。
北側 「線種:非空調コア外皮-北」
東側 「線種:非空調コア外皮-東」

非空調コア部の詳細線分

■凡例

1.外皮モデル→【外皮凡例】コマンドを実行します。

2.凡例のファミリを調整します。

■根拠図

1.シート「A101 - 北」に断熱凡例を追加します。

2.他のシートも同様に断熱凡例を追加します。

3.新しいシートを作成しエリアと凡例を配置して、「計算対象外周長さ」、「非空調コア部」の根拠図を作成します。