日射量


日射量シミュレーションを行います。

指定した範囲(メッシュ)の日射量を算出します。日射量は、単位面積が単位時間に太陽から受ける放射エネルギーの量を表します。

外壁やガラスの熱的影響などを推測する際に効果的です。


操作の流れはこちらをご覧ください。


実行方法    ビュー管理    メッシュ    計算条件    計算


実行方法

リボンメニュー[解析]→[日射量]



ビュー管理

日照時間シミュレーションコマンドで使用する解析ビューの管理を行います。

計算対象のビューを変更すると、指定された計算対象ビューがアクティブビューとなります。

(リストボタン  ): 解析ビューリストが表示され、解析ビューの追加・削除等が行えます。



メッシュ

解析に必要なメッシュを作成します。

メッシュ面形状を作成し、次に基点指定を指示し、メッシュを作成します。


メッシュ面の入力方法


名称

メッシュの名称を入力します。

メッシュ名称に連番を付け、ユニークな名称のメッシュを作成します。


メッシュ分割

メッシュの分割方法を指定します。「サイズ」、「分割数」から選択します。

サイズ : メッシュのサイズ[mm]を入力します

分割数 : メッシュの分割数をX・Yで入力します。メッシュ作成時の第1指定点から第2指定点の方向をX方向として、分割作成します。


計算条件

日射量シミュレーションの各種計算条件を入力します。


拡張アメダスデータ(標準年)を使用して日射量計算を行う場合、「拡張アメダスデータ(標準年)を使用」にチェックを入れてください。

データファイルボタンで、アメダス地点情報ファイル(StnInfo****.dat)及び拡張アメダス(標準年)データ(RWY****.wea)を選択してください。アメダス地点情報ファイルが選択されると、拡張アメダスデータ(標準年)を参照する地点情報が選択可能となります。地点情報を選択すると、自動的に緯度・経度等が設定されます。


場所

計算する場所を設定します。

緯度、経度

緯度(北緯)、経度(東経)を入力します。

例)10進表記  35.711938 60進数表記 35:42:42.976

※緯度を10進数表記で入力すると、経度も自動的に10進数表記に変換されます。

※カンマで区切ったもデータも貼り付け可能です。(例)35.711938,139.729800


□緯度経度の10進表記

緯度経度の表記を切り替えます。

チェックあり:10進数表記 | チェックなし:度分秒表記

:敷地に設定されている緯度経度を取得します。

:都道府県サブダイアログを開きます。

選択した都道府県庁所在地の緯度経度の値が入力されます。


時制

日本標準時/真太陽時のどちらかを選択します。

※日本標準時 : 東経135度(兵庫県明石市)の子午線における時刻

※真太陽時 : 南中時刻を正午とした時刻


計算期間

開始日

計算開始日を設定します。


終了日

計算終了日を設定します。


※開始日、終了日を「冬至/立冬/秋分/立秋/夏至/立夏/春分/立春/任意日」から選択できます。選択すると、自動で月日が表示されます。

※日付を直接入力することも可能です。その際、「任意日」が自動で設定されます。

※緯度経度、開始終了日に基づいて、日の出時刻・日の入り時刻が自動計算され、表示されます。


終了日が、開始日と同一日に設定されます。


計算日間隔

計算日の間隔を日数で指定します。


時刻指定

時刻指定にチェックを入れると、計算開始/終了時刻が設定可能となります。

※時刻指定をしない場合、開始日から終了日の間で、最も早い「日の出時刻」が計算開始時刻となり、最も遅い「日の入り」時刻が計算終了時刻となります。

※直接入力も可能です。その際、入力形式は「〇〇:××」形式で指定してください。


計算時間間隔

計算する時間間隔を設定します。直接入力も可能です。


係数

太陽定数

計算で使用する太陽定数を入力します。


日射反射率

地面の日射反射率(アルベド)を入力します。拡張アメダスデータ(標準年)を指定した際、有効になります。




計算

計算が実行されます。

計算対象となるモデル要素は、壁/スラブ/柱/梁/開口/ドア/CW/階段/搬送設備/周辺建物です。

※計算対象のモデル要素、及びメッシュが入力されていない場合、計算を実行できません。


日射量シミュレーションダイアログが表示されます。

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