平面作図(住宅省エネ) ※LEでは、ご利用できません。

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[コマンド名称]

ESMAKEPLAN

[コマンドコード]

J915

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[建築(K)][住宅省エネ:平面作図(E)


省エネ計算の求積図、面積表に必要な部屋などを入力します。

既存の平面図をトレースして、根拠図となる部屋と建物の外周ポリラインを作図します。

概要

ここで入力できるのは、部屋と建物の外周となるポリラインです。

部屋は面積表を作成するために使用します。部屋属性を指定することで、方位ごとの面積表を作成するために使用できます。

建物の外周は立面図の展開図を作成するためのガイドとして使用します。


ダイアログ


作図対象

下記の要素が入力できます。

[1.部屋]

部屋ごとの面積表作成のための領域となります。部屋を入力する場合は、ダイアログ右側の設定が有効になります。

[2.外壁の外周]

外壁の外周は、立面図の展開図を作成するためのガイドとするために入力します。

階ごとの外周形状が異なる場合は、階ごとに入力する必要があります。

(立面作図コマンドを参照してください。)

指定方法

入力方法として、下記から選択します。

[1.頂点指定(多角形)]

[2.2点指定(矩形)]


北方向(Y軸の正からの角度)

北方向が敷地のY軸に対する角度を設定します。Y軸正の向きを0度として、左回りにプラスの角度、右回りにマイナスの角度として、真北方向を解釈します。


階数                [1.平屋]、[2.2階建て]、[3.3階建て] から選択します。

入力階        [1階]、[2階]、[3階] から選択します。

入力する建物の総階数と入力する階を指定します。

これによって、下記の部屋属性が決定されます(部屋属性は単体で指定、変更が可能です)。


部屋属性

省エネ計算で必要となる、外皮の方位ごとの面積集計を行う場合に、床と天井を集計するかどうかを、こちらの部屋属性で決定します。

[1.最下階]        外皮となる床があるものととして、下面の外皮を集計します

[2.中間階]        外皮となる床、天井はありません。外皮として計上されません。

[3.最上階]        外皮となる天井があるものとして、上面の外皮を集計します。

[4.平屋階]        外皮となる床と天井の双方があるものとして、上面と下面の外皮を集計します。


部屋名の入力方法

集計に使用する領域に対応する部屋名の取得方法を指定します。

[1.領域中央の文字を自動取得]

作図した領域の中央にある文字を部屋名として取得します。

[2.図面から都度指定]

作図後に部屋名として使用する文字をマウスで指示します。

[文字の自動検索でレイヤを指定する]

上記1.の文字を自動取得の場合に、部屋名の存在するレイヤを指定できます。指定しない場合は、部屋の中心に最も近い文字列を取得します。


文字サイズ

文字の設定を行います(詳細は【文字記入】コマンド参照)。


操作

部屋を入力する場合:

平面図をトレースする場合、指定方法を2点指示に、建物の階数、入力階を指定します。

部屋属性が自動で決定されます。

部屋名の入力方法を1.領域中央の文字を自動取得にし、部屋面が記入してあるレイヤを指定します。



2点指示で矩形の部屋をトレースしていきます。

矩形でない部屋は、指定方法を1.多角形指定に切り替えて入力を続けます。


2階の入力は入力階を2階に切り替えて続けます。


補足

原則として、入力した要素から面積の集計を行います。

平面図の部屋から部屋面積と床、天井の面積

立面図の壁から外壁面積

開口から開口面積

それぞれを方位ごとに集計して作表します。

「住宅省エネ機能の解説」を参照してください。


参考:

下記の資料を参考にしています(出典:国土交通省)。

住宅省エネルギー技術講習テキスト​【基準・評価方法編】(第2版) P88~