建築設計・製図CAD
第40回 OLEオブジェクト画像を形式を指定して変換
~「オブジェクトの図形化」 コマンドで画像形式を指定して変換~
【概要】
「オブジェクトの図形化」 コマンドで、図面に貼られたOLEの画像を任意の画像形式に変換できます。[BMP] 形式で貼り付けていた画像形式を、 [PNG]、[TIF]、[JPG] 形式の画像に変換することで、ファイルサイズが大幅に小さくなります。
また、「図形として貼り付け」コマンドでは、「オブジェクトの図形化」 コマンドの設定が反映され、DRA-CADに貼り付ける際に、「オブジェクトの図形化」 コマンドで指定した画像形式で、直接、貼り付けられます。
【操作】
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「オブジェクトの図形化」 コマンドを実行します。
[変換後の画像形式]でPNG形式を指定し、[画像に変換]をチェックONに設定します。
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画像を選択すると、変換されます。
[変換成功時にメッセージ表示]をチェックONに設定している場合は、メッセージが表示され、変換されたことを確認できます。
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画像形式を確認するには、コマンドを何も実行していない状態から、
方法1:画像をクリック→右クリックしたメニューから 「図形のプロパティ」 コマンドを実行
方法2:画像を[Alt]キーを押しながら、右クリック(図形のプロパティが実行される)
表示された [図形のプロパティ] ダイアログのファイル名で、拡張子(*.png)を確認できます。
■「図形貼り付け」コマンド
・「オブジェクトの図形化」 コマンドで設定しておくことで、「図形として貼り付け」 コマンドから、
画像を配置時に、直接PNG形式で貼り付けられます。
例:PNG形式を指定していた場合
作図作業の効率化にお役立ていただければと思います。
【補足】
※「オブジェクトの図形化」 コマンドで、画像形式を指定して変換する機能は、DRA-CAD18シリーズ以降のバージョンでご利用いただけます。