建築設計・製図CADDRA-CAD

第26回 展開図

【概要】

平面図から展開図のベースラインを、自動作成できます。建具、壁などをレイヤ名や線種情報と組み合わせて解析します。
指定した通り芯を正面にした展開図のベースラインが簡単にできるので、展開図を素早く描きあげられます。

展開図を自動作成


【操作】

1.ファイルを開きます。展開図に表さない図形は、レイヤを非表示にしておくことで、余計な線が描かれません。ここではハッチングと什器のレイヤを非表示にします。

前準備


2.【展開図(2D)】コマンドを実行します。
  ①通り芯を指示し、②展開図の作図範囲を指定します。
  ②点目で指示した方向から①点目の通り芯の方向を見る展開図が作成されます。

「展開図(2D)」コマンド


3.配置位置③、④を指定すると、展開図を作成するためのベースラインが作図されます。
  ここでは、③は任意の位置をクリックします。④は展開図の高さとして天井高の2700をキー入力し、矢印キー[↑]を押します。

展開図を作成するためのベースラインが作図されます


◆ポイント
・ドアや窓については、ドアや窓と判断できるレイヤ名の図形がある場合は、建具の外径線を作成します。
 レイヤ名の判断は、標準で搭載されている「door.txt」、「window.txt」に記載された名前と、同じレイヤ名かどうかで判断しています。また、このファイルを編集することで、ドアや窓の判断を行うレイヤ名を、カスタマイズできます。
※ドキュメントフォルダの「archi pivot\DRA-CAD17\ANALYSIS」の中にある「door.txt」、「window.txt」

建具の外径線を作成します


・窓は床から800㎜~1,800㎜の高さ、ドアは床から1,800㎜までの高さに作図しますが、展開図の高さが足りない場合は、収まるように自動調整されます。

収まるように自動調整されます


ぜひ「展開図」コマンドを、みなさまの業務にお役立ていただきたいと思います。

※本機能は、DRA-CAD17シリーズ以降でご利用いただけます。


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