建築設計・製図CAD
第7回 文字交換
【概要】
「文字交換」は、よく使用する文字列の組合せを定義ファイルにあらかじめ記載しておき、図面に描かれた文字列をクリックすることで、他の文字列に置き換えるコマンドです。
キーボードを使用せず、マウス操作だけで文字の修正が行えます。
「文字交換」コマンド
交換される文字列の組合せを、定義ファイルにあらかじめ記載しておきます。
「文字交換」コマンドを実行し、図面上で選択された文字列と同じ内容の文字列が定義ファイル内にあれば、定義ファイル内の前後の文字列に置き換えます。
左クリックで選択すると、定義ファイル内の次の文字列に置き換えます。
右クリックで選択すると、定義ファイル内の前の文字列に置き換えます。
マウスのホイール回転にも対応しています。
まず対象の文字列を選択した後、その文字列上でホイール回転します。
「文字交換」コマンドの操作
※テキストパレットは表示している必要はありません。
定義ファイルは、DRA-CADに標準で用意されていますが、良く使う文字列を用途ごとに分けて作成し、同じ場所にテキストファイルで保存しておくと便利です。
テキストパレットから文字交換フォルダ内にある定義ファイルをダブルクリックすると、メモ帳が起動しますので、すぐに編集が行えます。
また、定義ファイルを新規に作成して登録することもできます。
ファイル名の先頭数字が小さいものが優先されます。
「文字交換」コマンド 定義ファイルの編集
※定義ファイルは初期設定では、「ドキュメント\archi pivot\DRA-CADxx\TEMPLATE\Text\文字交換」フォルダ内にあります。
文字列の一部を修正することもできます。左クリックするごとに対象の文字が順に置き換わります。長い文字列もマウス操作で楽に修正が行えます。
「文字交換」コマンド 文字列の一部を修正
「文字交換」コマンドは、DRA-CAD14より追加された機能です。
作図作業の効率化にお役立ていただければと思います。