|断熱範囲
根拠図となる断熱範囲図の作成を支援する機能です。
ダイアログで選択したビューに以下の内容を設定します。
・「壁、床、天井、屋根」に断熱材の色を設定します。
・「タグ」を配置します。
また、【断熱範囲】コマンド実行時に、外皮要素「壁、床、天井、屋根」の識別情報「マーク」パラメータに、符号を追加します。
■ ダイアログ

■ 説明
No. | 項目 | 概要 |
---|---|---|
① | ビューリスト | ビューの一覧から断熱範囲を設定するビューを選択してください。 |
② | [→]ボタン | ビューリストで選択したビューを選択ビューリストに追加します。 |
③ | [←]ボタン | 選択ビューリストで選択したビューをビューリストに戻します。 |
④ | 選択ビューリスト | 選択したビューの一覧です。 |
⑤ | 同じ外皮名称の断熱材を設定 | ☑を入れると、断熱材が設定されていないとき同じ外皮名称の断熱材を設定します。 |
⑥ | タグ・断熱範囲線分再作成 | ☑を入れると、タグ・断熱範囲線分を削除して再作成します。 |
⑦ | [OK]ボタン | ダイアログを閉じて、コマンドを実行します。 |
⑧ | [キャンセル]ボタン | ダイアログを閉じて、コマンドを終了します。 |
・ビューリスト、選択ビューリストは「Ctrl」キー、「Shift」キーを押しながら複数選択できます。

・「立面図、断面図」は、ビューの名前から「方位」を取得して対象となる壁を判定しているため、「方位」を含めてください。
・ビューリストの選択ビューはプロジェクトブラウザの「平面図、天井伏図、3D、立面図、断面図」ビューが対象となります。

・「壁、床、天井、屋根」の「断熱材」パラメータに設定した「マテリアル」の色を設定します。「マテリアル」が設定されていないときは設定されません。
設定例:壁を選択→断熱材パラメータ選択→マテリアルブラウザダイアログ→外壁断熱材を選択→色を設定

・同じ外皮名称の断熱材を設定
1つの外皮名称に1つの断熱材が設定されているときは、☑を入れると、、断熱材が設定されていない要素に断熱材を設定して断熱材の色を設定します。
1つの外皮名称に複数の断熱材が設定されているときは、設定されません。
設定例:3Dビュー{3D}コピー-1を選択→☑同じ外皮名称の断熱材を設定→[→]ボタンで設定

設定後:「外皮名称:外壁-西」の壁に「断熱材:外壁断熱材」が設定されます。「外皮名称:外壁-北」は「断熱材:外壁断熱材」と「断熱材:無断熱」の2つが設定されているため、設定されません。

・タグ・断熱範囲線分再作成
壁の方位を変更したときの再作成に利用できます。
設定例:立面-北を選択→☑タグ・断熱範囲線分再作成を設定→[→]ボタンで設定

例:「N4」と「N5」の壁の高さを変更、「N3」の壁の方位を変更して再作成した例です。

■ 操作
例:設定前の西立面図と北立面図

1.外皮モデル→【断熱範囲】コマンドを実行します。
2.断熱範囲ダイアログで「立面 - 西、立面 - 北」ビューを選択します。

3.[OK]ボタンでダイアログを閉じて実行します。
「壁、床、天井、屋根」に断熱材の色を設定してタグが配置されます。
