地図データの取り込み(GMLインポート)


公開されている地図データ(GMLデータ)をインポートする方法を説明いたします。

GMLインポートコマンドを利用します。


1.実行方法


2.緯度経度の設定


3.地図データのダウンロード


4.用途地域のダウンロード


5.インポート



1.実行方法

ファイルメニュー→[インポート]→[GMLファイルのインポート]



2.緯度経度の設定

地図データを読み込むためには、計画地の緯度経度の情報が必要です。

緯度経度と地図データの範囲がずれている場合は、読み込むことができませんので、ご注意ください。

1)位置情報編集

[計画地]タブの[位置情報編集]ボタンをクリックします。

2)郵便番号を入力

郵便番号を入力して、[郵便番号から住所検索]ボタンをクリックします。

3)地名地番、住居表示を明確に記入

[地名地番]に丁目・番地等の詳細な住所を入力します。

4)住所から緯度経度検索

[住所から緯度経度検索]をクリックすると、ブラウザが起動します。

5)WEBサイトの操作

GoogleMap上でピンの位置を確認します。

位置がずれていればドラッグして移動し、[更新]ボタンをクリックします。

[クリップボードに緯度経度をコピー]をクリックし、ブラウザを閉じます。

6)緯度経度の設定

i-ARMに戻り、[貼付]ボタンで緯度経度を貼り付けます。




3.地図の取り込み

位置情報の設定が終わりましたら、地図データを取り込んでいきます。

1)基盤地図情報サイト「国土地理院ウェブサイト」

[ファイル]タブに移動します。

[ファイル]タブをクリック、または、ダイアログ下の[次へ]ボタンをクリックします。


[基盤地図情報サイト「国土地理院ウェブサイト」]をクリックします。

2)基盤地図情報サイト

国土地理院の基盤地図情報サイトがブラウザに表示されます。

国土地理院では基盤地図情報というものを公開しています。ダウンロードしたデータをi-ARMに取り込むことができるようになっています。

周辺建物や道路境界の形状などが取り込め、計画地周辺の地図データを簡単に利用することができます。


[基盤地図情報のダウンロード]をクリックします。

2-1)

[基盤地図情報 基本項目]をクリックします。

i-ARMでは、数値標高モデル(地形の3次元モデル)も利用することができます。


2-2)

検索バーに、住所を入力して[Enter]キーを押すと、該当地域に旗が立ちます。

地図上で該当地域の地図番号をクリックすると、選択リストに地図番号が追加されます。


2-3)ダウンロード

[ダウンロードファイル確認へ]をクリックし、ダウンロードします。

※ダウンロードにはアカウント登録が必要になります。登録は無料です。


3)ファイル指定

GMLインポートコマンドに戻り、「ファイル」タブで、①でダウンロードした基盤地図情報のzipファイルを選択します。

[フォルダ]ボタンより、zipファイル展開後のフォルダを指定することもできます。




4.用途地域の取り込み

1)国土数値情報ダウンロードサービス

用途地域情報もダウンロードします。

[ファイル]タブの[国土数値情報ダウンロードサイト]というボタンをクリックします。


2-1)国土数値情報のサイト

国土数値情報のサイトがブラウザに表示されます。

利用するのは、「土地利用」の、[用途地域] になります。

計画地の用途地域の形状と種別、指定建蔽率、指定容積率のデータが入っています。


2-2)

ページ下方に、各地域のダウンロード表があります。

例えば、東京都の場合は、令和元年度(A29-19_13_GML.zip)をダウンロードします。

(地域によっては令和元年度に入っていない場合もあります。その場合は平成23年度版を利用します。)

※こちらも無料でダウンロード可能です。


3)ダウンロードファイルの選択

用途地域のデータがダウンロードできましたら、

GMLインポートダイアログに戻り、zipファイルを選択します。

[次へ>]ボタンで[読込設定]タブに移動します。




5.インポート

地図データ、用途地域データのファイルを設定しましたら、[読込設定]タブに移動します。

こちらでは、基盤地図情報のデータ選択、読み込み範囲の設定を行います。

1)読み込み設定

市区町村が正しく選択されているかを確認し、読み込む要素と範囲を設定します。

[OK]ボタンで設定を終了し、地図データを読み込みます。

指定した範囲にもよりますが、読み込みには時間がかかります。


2)位置合わせ

[インポートしたGMLデータの位置合わせを行いますか]とメッセージがでます。

位置合わせの必要がなければ、[いいえ]をクリックします。


すでにi-ARMで敷地や建物などのモデルを作成している場合など、位置合わせが必要な場合は、[はい]をクリックします。

ビュー上を右クリックすると、メニューが表示されます。

位置調整、軸調整、位置角度合わせのどれかを選択して、位置を調整していきます。


位置調整

GISデータの位置を移動します。移動基点→移動先の位置を指示します。


軸調整

X軸の方向を指示して、GISデータを回転させます。


位置角度合わせ

GISデータとビューの位置をそれぞれ2点指示をして、位置と角度を合わせていきます。

1、2点目はGISデータの位置を指示、3、4点目はビューの位置を指示します。


位置調整が終わりましたら、再度右クリックメニュー→[コマンド終了]でコマンドを終了します。


用途地域データは、地域ごとに色分けされて表示されます。


例えば、用途地域を選択してプロパティを確認すると、各用途地域の用途地域種別、容積率、建蔽率のデータが設定されていることが確認できます。


その他の日影規制や高度地区などの詳細な設定については、各自治体ごとに公開されている情報をご確認ください。

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