実日影


実日影コマンドでは、地形に指定日の時刻日影と等時間日影を計算し、ビュー上で表示、また図面出力を行ないます。(地形データがないときには0地点に落とした日影線を計算します。)


実行方法      計算      設定     


実行方法

リボンメニュー[解析]→[実日影]


リボンメニュー[法規]→[日影規制]→[実日影]



計算

計算

計算ボタンをクリックで設定内容で計算を行います。


①測定面高さを指定した場合は、その高さで計算を行い日影線を表示します。

②測定面高さを指定しなかった場合は、地形データ上で計算を行い日影線を表示します。

③測定面高さを指定せず、地形データも存在しない場合は、

 「指定高さ」の設定値を参照して計算を行い日影線を表示します。


時刻日影・等時間日影

計算タイプとして時刻日影もしくは等時間日影、またはその両方をチェックで指定します。


出力実行

計算結果をもとに図面出力を行ないます。


2D、3D

図面出力時に2D、3Dそれぞれを出力するかチェックで指定します。


計算結果の全削除

計算で使用した影生成モデルや日影線などの計算結果を削除します。


描画属性編集

計算結果の日影線の描画属性を編集します。


図面出力設定

図面出力時に「日影形状算定表」「方位角倍率図」「計算条件」を出力する場合はチェックをいれます。また「設定…」ボタンから小数点以下の取り扱いなどの詳細設定をおこなうことができます。

□日影線の図面出力で時刻毎にレイヤを分ける

日影線の図面出力時のレイヤ分けについて指定します。チェックありの場合は時刻毎に、なしの場合は種別毎にレイヤ分けを行います。




設定

ビューの計算条件を取得

計算済みのビューの計算条件を取得します。

条件が同じもしくは計算が実行されていない場合は非表示となります。


場所

計算する場所を設定します。

緯度、経度

緯度(北緯)、経度(東経)を入力します。

例)10進表記  35.711938 60進数表記 35:42:42.976

※緯度を10進数表記で入力すると、経度も自動的に10進数表記に変換されます。

※カンマで区切ったもデータも貼り付け可能です。(例)35.711938,139.729800


□緯度経度の10進表記

緯度経度の表記を切り替えます。

チェックあり:10進数表記 | チェックなし:度分秒表記

:敷地に設定されている緯度経度を取得します。

:都道府県サブダイアログを開きます。

選択した都道府県庁所在地の緯度経度の値が入力されます。


時制

日本標準時/真太陽時のどちらかを選択します。

※日本標準時 : 東経135度(兵庫県明石市)の子午線における時刻

※真太陽時 : 南中時刻を正午とした時刻


計算期間

計算日や時刻の設定を行ないます。

計算日

計算日を設定します。

「冬至/立冬/秋分/立秋/夏至/立夏/春分/立春/任意日」から選択できます。

選択すると、自動で月日が表示されます。

※日付を直接入力することも可能です。その際、「任意日」が自動で設定されます。

※緯度経度、計算日に基づいて、日の出・日の入り時刻が自動計算され、表示されます。


赤緯・均時差の値は、任意日では略算法によって求まる値、特定日では固定値を使用します。


冬至

立冬

秋分

立秋

夏至

立夏

春分

立春

赤緯

-23.45

-16.33

0

16.33

23.45

16.33

0

-16.33

均時差

1.86

16.29

7.30

-5.74

-1.75

3.35

-7.48

-13.84


時刻指定

設定した計算日で計算時刻を指定します。

チェックが入っていないときは、日の出、日の入りの時刻で計算されます。


時刻日影「0.5h 線を生成」

時刻日影で0.5h刻みで計算するかどうかを指定します。

グリッドに計算する時刻が表示されます。


等時間日影「ピッチ、本数」

等時間日影で計算するピッチと本数を指定します。

グリッドに計算する等時間が表示されます。


日影線の詳細設定

日影線の線種、線幅、線色、等時間日影線の時間設定などの詳細設定を行ないます。



影生成モデル

計算時に使用する影を生成する計算用建物モデルの設定を行ないます。

 

シンプル/詳細

影生成モデル生成時に簡単な形状に変更して生成するか、

形状をそのまま使用して詳細に生成するかを設定します。


作成・削除・設定…

影生成モデルの作成、削除をそれぞれ実行します。


設定…

影生成モデルを自動生成するにあたり、対象とする要素を選択します。


測定面

指定した測定面高さで実日影計算を行いたい場合に設定を行ないます。

地形データを使用

チェックが入っているときには、計算に地形データを使用します。地形データがないときには指定高さで計算を行います。


指定高さ

指定する測定面高さ(m)の設定を行います。モデル原点(Z=0)からの相対高さで指定します。


測定線 入力…

任意測定線の入力や削除を行うダイアログが起動します。

入力ダイアログでは、指定形状からの距離や高さ、測定線の描画属性を設定し測定線を入力することができます。

 :形状を指定して、その形状から設定した距離、高さの測定線を入力します。

 :多角形入力で形状を入力し、その形状から設定した距離、高さの測定線を入力します。

 :設定されているみなし敷地の形状をもとに設定した距離、高さの測定線を「入力」ボタンをクリックすることで入力します。


測定線の全削除

入力した測定線を全削除します。




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