材質はそれぞれの材質番号ごとに材質の特性(色、テクスチャー、反射、透明感、明るさなど)を設定し、同じ材質番号は同じ質感のものを表します。材質を設定しない場合は、3次元図形の線の色でレンダリングが行われます。
図形の持っている材質番号を【属性設定】コマンドなどで設定します(詳細は『第2章DRA-CADの概要』の
「2.2.5 その他の属性 ■材質」を参照)。材質番号0番で図形を作成し、【材質変更】コマンドで材質番号を変更して設定することもできます。
材質は、1図面につき0から200番まで201個設定でき、ユーザーオリジナルの材質を作れます。ただし、自由に設定できるのは、1から200番までになります。0番は3次元図形の線の色を拡散反射係数とする特殊な材質で、環境光、影生成のみ設定できます。
面(ポリゴン)に材質の設定をするには、大きく分けて3つの方法があります。
①モデリングした時の線の色とは違う色でレンダリングする
材質番号を選んで、材質の色を指定します。必要に応じて影を生成するなどの設定ができます。また反射や透過なども設定できます。
②画像を貼り付けてレンダリングする
材質番号を選んで、あらかじめ用意した質感を表現するための画像データを指定します。単色で塗りつぶすのではなく、模様をつけるなど、さまざまな表現を与えることができます。
③フォトンマッピングでレンダリングする
フォトンマッピングによるレンダリングをする場合に、ルーメンを材質設定することで図形自体が発光します。円柱などにルーメンを材質設定すれば、蛍光灯のような表現を与えることができます。
[材質変更 ]
材質を変更したい図形を選択し、設定されている材質の種類、色などを変更できます。
〔材質名と色〕タブ | 材質名と材質の色(拡散光・鏡面反射光・環境光・ルーメン)などを設定します。 |
〔透過・反射と影〕タブ | 設定した材質の透明度や周囲の映り込む率、屈折率などを設定します。 |
〔テクスチャー〕タブ | あらかじめ用意した質感を表現するための画像データを設定します。 |
〔アルファ〕タブ | 透明度のある模様として使う画像データを設定します。 画像ファイルの黒色部分に相当する位置では不透明、白色の部分は完全に透明として、後ろの物体が透けて見えるようにレンダリングされます。 |
〔バンプ〕タブ | 面表面の凹凸を画像イメージとして設定します。 画像の明暗によって面の法線ベクトル(面に垂直なベクトルでこれによって面の明るさや色が変わる)が変化し、平らなポリゴン1つでも凸凹を表現できます。材質表面のざらつき感やタイルの目地などを表現できます。 |
〔材質名と色〕タブ | 〔透過・反射と影〕タブ | |
〔テクスチャー〕タブ | 〔アルファ〕タブ | 〔バンプ〕タブ |
[面の材質変更 ]
作成した図形(パッケージ)の各面に違う材質を設定できます。
また、【材質一覧】コマンドで設定した材質の一覧を表示して設定や変更ができます。【材質ライブラリ】コマンドで設定した材質を登録、または登録されている材質を読み込めます。