3.2 3次元図形の要素

3次元図形には、「ワイヤーフレームモデル(針金細工のようなモデル)」、「ソリッドモデル(中身が詰まった粘土細工のようなモデル)」と「サーフェスモデル(中身がない紙細工のようなモデル)」があります。DRA-CADで作成される3次元図形は、「サーフェスモデル」になります。
これらの面1つ1つのことを、モデルを構成する最小単位の「ポリゴン」と呼びます。

面と面を貼り合わせて作成

3次元図形の要素は、次の種類があります。

・3D線分

・シンボル

・3Dポリライン

・パッケージ

・穴ポリゴン

・カメラ

・ブロック

・ライト

ここでは、それぞれの図形要素が持っている情報を記載しています。

【図形のプロパティ】コマンドの〔属性〕タブとそれぞれの〔図形の要素〕タブ、または【プロパティパレット】に情報が表示されます。また、情報の数値を変更することで図形を変更できます。


3.2.1 3次元線分

2次元の線分がX、Y平面上(Z方向なし)に作図するのに対して、3次元の線分はX、Y、Zの作業平面上に作図します。
つまり、X、Y、Z空間に傾いた線分を作図できます。

3次元線分を描くとき、セットアップ時に設定した「操作方法」により異なります(詳細は『第2章 DRA-CADの概要』の「2.4.2 線分」を参照)。

[3次元線分の情報]

始点(X座標/Y座標/Z座標)

終点(X座標/Y座標/Z座標)

長さ

角度(X方向/Y方向/Z方向)