DRA-CADで3次元図形を作図する場合、3次元空間に仮想の2次元の平面を考えます。この仮想の平面を作業平面と呼んでいます。透明なガラス板を空間におき、その上で図形を扱うようなイメージです。
【作業平面】コマンドで、作業平面の表示・非表示を行えます。
[表示]メニューの〔作業平面〕パネルのをクリックすると、作業平面の設定ダイアログが表示され作業平面の初期値を変更できます。
作業平面の原点はグリッドの原点でもあり、原点を設定することで任意の高さ(奥行き)に作業平面を置くことができます。また、グリッドの間隔も設定できます。
[作業平面の方向]
作業平面の方向は5つの方向と自由な方向での作業平面が選択できます。
また、矩形、円などの表の方向、多角柱、壁などの高さ方向は作業平面の方向で決まります。
例:多角柱
[平面(+X+Y)] | [東面(+Y+Z)] | [南面(+X+Z)] |
[西面(-Y+Z)] | [北面(-X+Z)] | [自由な方向] |
スナップに関しても作業平面が関係します。
【任意点】スナップは作業平面が表示されている場合は近くのグリッドにスナップしますが、表示されていない場合は作業平面の設定ダイアログで設定されている、作業平面上の指示した位置にスナップします。
また、作業平面が表示されている場合に【作業平面拘束】をクリックすると、【任意点】スナップ以外のスナップモードは、指定した点から作業平面に垂直に投影した点にスナップします。
[端点/作業平面拘束OFF] | [端点/作業平面拘束ON] | ||
現在設定されている作業平面の方向で図形を表示します。作業平面の設定ダイアログで[自由な方向] を設定した場合に作業がしやすくなります。
補足
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