データを保存するために、次のコマンドが用意されています。
[上書き保存 ]
ファイル名を変更しない場合に選択する保存方法です。読み込んだデータを編集し、同じファイル名で保存します。
[すべて上書き保存 ]
複数のファイルを開いている場合に、編集したファイルをすべて上書き保存します。
既に名前をつけて保存されているファイルの場合は上書き保存され、新規ファイルの場合には名前をつけて保存するダイアログが表示されます。
[名前をつけて保存 ]
作成した図面を新規に保存、または現在編集中の図面を新しい名前をつけて保存します。
[ファイルの種類]を選択すると、MPS以外の形式で保存できます。
以下のコマンドでは、直接、設定ダイアログを表示して保存できます。
【DWG保存】、【DXF保存】、【JWW保存】、【JWC保存】、【P21保存】、【SFC保存】コマンド
[別名で保存 ]
現在編集中の図面を新しい名前をつけて保存します。
[画像保存 ]
解像度を指定して、図面を画像ファイル(BMP/JPG/TIFF/PNG形式)で保存します。
[クラウドへ保存 ]
クラウドストレージに図面を保存します。
[書き出し]
下記のコマンドでは、図面をそれぞれのファイル形式で保存できます。
【XML保存】、【SVG保存】、【WMF/EMF保存】、【STL保存】、【PDF保存】★1、
【HTML保存】★2
また、3次元データは、モデルを次のコマンドのそれぞれのファイル形式で保存できます。
【OBJ保存】、【3DS保存】、【SKP保存】
保存された図面ファイルを開くには、次のコマンドが用意されています。
[開く ]
ダイアログボックスからファイル名を選択すると、新しいウィンドウを開いて選択した図面を読み込みます。[ファイルの種類]を選択すると、DRA-CAD以外の形式のファイル、圧縮されたファイルを開けます。
以下のコマンドでは直接、設定ダイアログを表示して読み込めます。
【DWG/DXF読込】、【JWW読込】、【JWC読込】、【SXF読込】コマンド
[読み取り専用で開く]
図面ファイルを読み取り専用で開きます。編集はできますが、上書き保存はできません。
[クラウドから開く]
クラウドストレージにある図面ファイルを読み込めます。
[読み込み]
【XML読込】、【PDF読込】コマンドで、ダイアログボックスからファイル名を選択すると、それぞれの形式のファイルを読み込めます。
【SKP読込】、【OBJ読込】コマンドで、ダイアログボックスからファイル名を選択すると、3次元データのファイルを読み込めます。
【GML読込】コマンドで、国土地理院で公開されている基盤地図情報をダウンロードして読み込めます。
また、【IFC読込】コマンドを実行すると、「Model Assist」(モデルアシスト)が起動し、DRA-CAD転送ダイアログで読み込めます(詳細は「2.7.3 他のプログラムとの連携」を参照)。
[ハイパーリンク]
図面に書いた別ファイルのパス・ファイル名の文字列を指示して、そのファイルを読み込んだり、[ハイパーリンクリスト管理]からファイルを指定して読み込めます。
また、DRA-CADで読込むことのできない形式のファイル(例えば、Microsoft Excelの.xls形式など)もその拡張子からアプリケーションを検索し、そのアプリケーションで起動します。
コマンド実行中に[Ctrl]キー(または[Shift]キー)を押しながら右クリックすると、以下の編集メニューが表示されます。
【一括変換】コマンドはDRA-CADで読み書き可能なフォーマットのCADデータを、フォルダ指定で一括変換します。
[変換可能なファイルの種類]
[入力ファイル形式]
MPZ/MPS/MPX/MPW/MPP/DXF/DWG/MDL/SFC/P21/JWC/JWW/MPXL
[出力ファイル形式]
MPZ/MPS/MPX/MPW/MPP/DXF/DWG/MDL/SFC/P21/JWC/JWW/MPXL/PDF/BMP/JPG/PNG/TIF
補足
※一括変換では細かい設定ができません。AutoCADやJw_CADなどを細かい設定で変換したい場合は、【書き出し】または【読み込み】コマンドをお使いください。 |
DRA-CADでは、通常、用紙枠を印刷範囲として出力しますが、印刷範囲を任意に設定することもできます。
【印刷の設定】コマンドで、設定した複数の印刷範囲を連続して印刷します。
設定した印刷範囲を【印刷範囲で分割保存】コマンドで印刷範囲矩形ごとに、連番で別ファイルに保存します。