2.5.2 図形の編集

すでに描いてある図形を編集・修正することで作業効率を大幅にアップします。

図形を編集するには、以下のようなコマンドがあります。

[移動 ]

図形を移動します。移動の方法は以下の2種類があります。

【移動(図面から)】

移動の基点と目的点を図面から位置を指定して移動します。

【移動(移動量指定)】

移動量(X,Y)を設定して移動します。

[☐移動量]

[☑移動量]

[回転角] 例:60°


[複写 ]

図形を複写します。複写の方法は以下の4種類があります。

【複写(図面から)】

〔マウス〕タブ

複写の基点と目的点を図面から位置を指定して複写します。

【複写(移動量指定)】

〔直列〕タブ

間隔(X,Y)と個数を設定して図形を直線的に複写します。

〔配列〕タブ

間隔(X,Y)と個数を設定して図形を縦横に複写します。

〔回転〕タブ

角度と個数を設定して図形を円形に複写します。

〔マウス〕タブ

[倍率]        例:X、Y=2

〔直列〕タブ[X、Y/個数=1]

〔配列〕タブ[X、Y/個数X、Y=1]

〔回転〕タブ [角度60゜/個数=3]

[連続等間隔複写 ]

図形を任意の2点間を指定したピッチや等間隔で分割してコピーします。

[ピッチ]

[ピッチ+余り]

[等間隔]


[ミラー ]

図形を上下、左右、斜めに反転移動、または反転複写します。

[上下]/[左右]

[基準点]

[基準線]

[ストレッチ ]

範囲を指定して、範囲内に含まれる図形の頂点を移動して変形します。変形の方法は2種類あります。

【ストレッチ(図面から)】

移動の基点と目的点を図面から位置を指定して変形します。

【ストレッチ(移動量指定)】

移動の距離(X,Y)を設定して変形します。

[☐移動量]

[☑移動量]


[辺スライド]/[辺ストレッチ]

線分やポリラインなどの辺を平行に移動して変形します。【辺スライド】コマンドは、指定した辺に接する線分との角度を維持したまま変形しますので、指定した辺の長さが変わります。

[辺スライド]

[辺ストレッチ]

  • ここでは元図をわかりやすく点線で表示しています。

また、「移動量」を図面から指定する場合に、[長さ・面積表示]に☑を入れると、ドラッギング中に変形した図形の長さや面積を指定した表示単位で表示します。

例:辺スライド


[面合成 ]

閉じたポリライン同士の合成・交差・切り欠きの処理を行います。

[総和・合成]

[交差]

[切り欠き]


[アイソメ変形 ]

閉じたポリラインを平面図・側面図のアイソメ図用に変形します。

[平面図変形]

[左側面図変形]

[右側面図変形]

[☑変形した後、移動]

補足

  • 【環境設定】コマンドの「操作」-「コマンド」-[ダイアログの上に選択モードバー]に☑を入れると、すばやく選択モードを切り替えられるように、ダイアログボックスの近くに選択モードバーが表示されます。
  • 例:【移動】コマンド


[矩形変形 ]

長方形から任意の四角形に図形を変形できます。簡単な操作で、文字や図形をパース風に表現できます。

[矩形から任意の四角形]

例:[パース(射影変換)]