2.4.5 ポリライン

ポリラインは、連続した線分/円弧を1つの要素とします。

【ポリライン】コマンドで、クリックしながら指定した点を通り、ポリラインを作図します。

ポリラインの終点は編集メニューで「作図終了」を指定すると[開いたポリライン]になり、「図形を閉じる」を指定すると[閉じたポリライン]を作図します。

[開いたポリライン]

始点と終点が同じポリラインでも、真ん中の部分には何もありません。「塗りカラー」を設定しても、塗りつぶしをすることができません。

[閉じたポリライン]        

真ん中の部分が空洞ではなく、「面」として認識されます。「塗りカラー」を設定すると、塗りつぶされて作図されます。

[開いたポリライン]

[閉じたポリライン]

[ポリラインの情報]

タイプ(ポリライン)

要素数

分割数

状態(閉じた/開いた)

周長

面積

透明度(%)


ポリラインの作成

【ポリライン】コマンドの他に、【表入力でポリライン】コマンドや【基本図形】コマンドでポリラインを作図することもできます。

【表入力でポリライン】コマンドでは、XY座標を表形式で入力して、ポリラインを作図します。

また、[符号]や[線分長さ]を記入できます。

[☑符号を記入]/[☑線分長さを記入]

【基本図形】コマンドでは、幾何学図形や矢印、面取り矩形などのポリライン図形を作図します。

[幾何学図形]

[矢印]

[方向指示]

[面取り矩形]

ポリラインの編集

【ポリライン化】コマンドで線分または円弧をポリラインに変換します。【ポリライン線分化】または【分解】コマンドでポリラインを線分または円弧に戻ます。

また、【ポリライン編集】コマンドでポリラインの頂点ごとに位置や形状を編集できます。

例:頂点の移動

補足

  • 【ボックス】【多角形】【ダブル線】コマンドなどの図形をポリラインで作図できます。
  • 閉じたポリラインは面積を測定できます。
  • ポリラインは1本の連続した線分/円弧なので、【単一選択】でプリミティブとして選択できます。
  • 【環境設定】コマンドの「表示」-「図形と部品」-[ポリライン頂点にマーカー表示]に☑を入れると、ポリラインの各頂点にマーカーを表示します。マーカーの表示サイズは、[ポリラインマーカー]で設定できます。また、ステータスバーから【表示設定】コマンドでもマーカー表示のONとOFFを切り替えられます。

スプライン曲線

スプライン曲線は、ポリラインの一種で、指定した点を通らずに滑らかにつなぐ曲線です。2次、3次スプライン曲線が作図できます(3次スプライン曲線は通過点を指定することもできます)。

【図形種別選択】では、ポリラインと一緒に選択されます。

【スプライン曲線】コマンドで、ポリラインと同様に[開いたスプライン曲線]、[閉じたスプライン曲線]を作図します。

[2次スプライン曲線]        

[3次スプライン曲線]

[閉じた2次スプライン曲線]

[スプライン曲線の情報]

タイプ(2次スプライン/3次スプライン)

要素数

分割数

状態(閉じた/開いた)

周長

面積

透明度(%)


ベジェ曲線

ベジェ曲線は、ポリラインの一種で指定した点を通り、滑らかにつなぐ曲線です。

ベジェ曲線】コマンドで、ポリラインと同様に[開いたベジェ曲線]、[閉じたベジェ曲線]を作図します。

[ベジェ曲線]

[閉じたベジェ曲線]

[ベジェ曲線の情報]

タイプ(ベジェ)

要素数

分割数

状態(閉じた/開いた)

周長

面積

透明度(%)