DRA-CADと他のアプリケーションの間で、Windowsのクリップボードを利用してデータの受け渡しを行えます。
【切り取り】または【コピー】コマンドで、選択した図形をクリップボードにコピーし、【貼り付け】または【形式を選択して貼り付け】コマンドで、クリップボードにコピーしてあるオブジェクトを図面または他のアプリケーションに貼り付けます。
【オブジェクトの作成と貼り付け】コマンドで、DRA-CAD上で他のアプリケーションを開いてオブジェクトを作成し、埋め込むこともできます。
貼り付け方法の違い:
データの一部を貼り付け | 貼り付け後の編集 | リンク | |
貼り付け | ○ | × | × |
形式を選択して貼り付け | ○ | ○ | ○ |
オブジェクトの作成と貼り付け | × | ○ | ○ |
[オブジェクトの情報]
OLEデータタイプ |
基点(X座標/Y座標) |
サイズ(X方向/Y方向) |
[オブジェクトの編集]
【オブジェクトの選択】コマンドで図面に貼り付けたオブジェクトを選択し、境界線をドラッグしてオブジェクトのサイズを変更できます。また、オブジェクトをドラッグすると移動できます。
[サイズ変更] | [移動] | ||
■図形として貼り付け
【図形として貼り付け】コマンドは、クリップボードにある拡張メタフィルやメタファイルをDRA-CADの図形要素として貼り付けられます。
貼り付け方法によるデータの違い
【貼り付け】 | 【形式を選択して貼り付け】 | 【図形として貼り付け】 |
ピクチャーメタファイル | Microsoft Excel ワークシート | 線分・文字・ポリラインなど |
3次元編集画面の座標上に配置することもできます。
補足
「表示」-「全般」 「描画方法」で[DirectX]を設定した場合、OLE図形の描画は画像化して描画していますので、少々粗い表示になる場合があります。 「その他」-「図面」 オブジェクトについて設定する項目があります。 [クリップボードにコピーで基点指示]に☑を入れた場合は、基点位置を指示します。☑を外した場合は、左上が基点位置になります。 「その他」-「全般」 [印刷時の設定でメタファイル作成]に☑を入れると、クリップボードにコピー時に印刷時の線色や線幅で貼り付けます。 [すべて黒でメタファイル作成]に☑を入れると、クリップボードにコピー時にすべて黒で貼り付けます。
|
また、【オブジェクトの図形化】コマンドでオブジェクトをDRA-CADデータや画像に変換できます。
DRA-CADデータ | 画像 | ||
【クリップパレット】は、【コピー】や【切り取り】コマンドでクリップボードにコピーしたデータを複数表示します。また、クリップデータを図面へドラッグ&ドロップすると貼り付けられます。