2.3.3 座標の指定

図面上に点をとるには、スナップモードを用いて図面上のプリミティブ(図形や線分など)から拾う方法と、キーボードから座標値を直接入力する方法があります。

力した文字はステータスバーのコマンドラインに表示されます。

X、Yの2つの座標軸があり、横方向がX軸(右方向が+)、縦方向がY軸(上方向が+)になります。初期設定では用紙枠の左下が作図原点(0,0)になります。
また角度指定は、原点から右の水平方向が角度0°の位置となり、反時計回りが正(+)の角度、時計回りが負(-)の角度になります。

[座標の考え方]

[初期設定]

[角度の考え方]

絶対座標値の指定

[絶対座標での指定]

常に作図原点(0,0)を基準として座標値を入力します。

[*]と(X,Y)の距離を入力

*1000,1000[Enter]


相対座標値の指定

[相対座標での指定]

直前に指定した点を基準として座標値を入力します。

(X,Y)の距離を入力

1000,1000[Enter]

[直交座標での指定]

X座標、Y座標のどちらかが「0」の場合に、直前に指定した点を基準として距離と方向を入力します。

距離を入力し、方向を矢印キー([←]/[→]/[ ↓ ]/[ ↑ ])で指示

1000→

[極座標での指定]

直前に指定した点を基準として距離と角度を入力します。

[ / ]「距離」[,]「角度」を入力

/1000,45[Enter]

直前に指定した点を基準として距離と寸勾配を入力します。

[ / ]と「距離」[,]「寸勾配」を入力

/1000,5|10[Enter]


コマンドラインでの計算

ステータスバーのコマンドラインにキーボードから入力して計算できます。

[入力例]

6000*4=[Enter]

と入力すると

24000

と計算結果が表示されます。

また、相対座標で

1200*3→

と入力すると

相対座標で、3600[→]

と入力したことになります。