2.3.2 線分の作図

線分を描くとき、セットアップ時に設定した「操作方法」により次のようになります。

[図形選択]

常に図形選択状態のため、コマンドを実行してから図面上をクリックして線分を描きます。

[線描画]

常に作図状態のため、コマンドを実行する必要はありません。図面上をクリックするだけで、線分を描くことができます。

1本ずつ線分を描く【単線】コマンドと、一筆書きのように線分を連続的に描く【折れ線】コマンドがあります。

【単線】

【折れ線】


線分を描く

1.【単線】コマンド、または【折れ線】コマンドを実行します。

クロスヘアカーソルに変わります。

2.カーソルの交点を移動させ、クリックします。カーソルを動かすとラバーバンドが表示されます。

3.線分を描きたい位置までカーソルを動かし、クリックすると、線分が作図されます。

右クリックまたは[Esc]キーを押すと、ラバーバンドが切れます(【単線】コマンドは自動的に切れます)。


補足

  • [Shift]キーを押しながら2点目を指定すると、水平垂直な線が作図されます。

[水平線]

[垂直線]

  • 【単線】コマンドまたは【折れ線】コマンドはどちらかを指定するまでは変わりません。
  • 【折れ線】コマンドでは、【環境設定】コマンドの「操作」-「マウス」-[右クリックでラバーバンドを切る]に☑を入れると、線分を作図後、右クリックでラバーバンドが切れます。


カーソルチップ

作図の際、[補助]メニューの[カーソルチップ]に☑を入れると、リアルタイムに距離や角度、座標をツールチップで表示できます。また、[カーソル目盛]に☑を入れると、クロスヘアカーソルに目盛りを表示することもできます。

[補助]メニューの〔チップ〕パネルのをクリックすると、表示されるチップの設定ダイアログでカーソルチップに関する設定を変更できます。


クイックメジャー

図面上にマウスがある場合に、【クイックメジャー】を指定すると、マウス位置から上下左右に、カーソルと図形の交点間の寸法を表示します。