画面上での作業をスムーズに正確に行うために、画面に対しての拡大・縮小、表示する範囲の移動(パンニング)などの機能があります。
画面表示の変更について説明します。
[再表示 ]
現在の画面の表示状態を正確に再表示します。
〔使用例〕
[全図形表示 ]
作図されている図形全体を作業ウィンドウに最大表示します。
[すべて全図形表示 ]
複数の作業ウィンドウを開いている場合に、現在開いているすべてのウィンドウを全図形表示にします。
[図面範囲表示 ]
用紙枠で設定されている範囲(図面範囲)が作業ウィンドウに入るように表示します。
[表示範囲の呼出 ]
【サブウィンドウパレット】で記憶している図面範囲で、直前に呼び出して表示した図面範囲を呼び出します。
[実寸表示 ]
ウィンドウの解像度に合わせて、出力サイズで表示します。
[拡大 ]
拡大する範囲を対角にクリックして指定すると、指定した範囲が拡大表示されます。
[パンニング ]
画面の中心となる位置をクリックすると、表示される図形の大きさを変えずに、指定した位置が中心になるように、表示範囲を移動できます。
[ズームアップ ]/[ズームダウン ]
画面の中心となる位置をクリックすると、指定した位置を中心に表示範囲を一定比率で拡大(縮小)します。
[ズームアップ] | [ズームダウン] | ||
[前画面 ]/[次画面 ]
現在の画面表示から1つ前(1つ先)の表示状態に戻します。
補足
「操作」-「マウス」 -Microsoft Intelli Mouseのホイールに機能を割り付けられます。
「ホイール回転」:ズームアップ・ズームダウン(初期値) 「左右同時クリック」:マルチ表示(初期値) -マウスに第4、第5ボタンがある場合も、機能を割り付けられます。 「第4ボタン」:なし(初期値) 「第5ボタン」:なし(初期値) |
[サブウィンドウパレット ]
作業ウィンドウを拡大表示すると、サブウィンドウパレットに拡大部分の表示枠が表示されます。
作業ウィンドウの表示範囲を変更できますので、サブウィンドウに図形全体を表示しておくことにより容易に図面の一部が表示されます。
また、拡大などした現在の表示状態を登録し、登録した表示状態を呼び出せます。
[登録]の場合
拡大やパンニングなどで登録したい図面範囲を表示し、登録する色のカラーボタンをクリックすると、現在表示されている画面が登録されます。
[呼び出し]の場合
表示したい画面のカラーボタンをクリックすると、登録された図面範囲が画面に表示されます。
補足
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[ルーペパレット ]
作業ウィンドウの指定した位置をルーペパレットに拡大して表示します。
作業ウィンドウの表示状態を変えずに、指定した位置を拡大表示できますので、作業ウィンドウとは別に細かい部分を確認できます。
【環境設定】コマンドの「図面」-「ウィンドウ」-[スクロールバーを表示する]に☑を入れると、作業ウィンドウに[水平スクロールバー]と[垂直スクロールバー]が表示されます。スクロールバーを操作することにより、画面を移動できます。
「マルチ表示」という設定をマウスに割り当てられます。「マルチ表示」を設定したボタンをクリックすると、作業ウィンドウに[ズームダウン]、[全図形表示]、[前画面]、[拡大]の4つのコマンドガイドが表示されます。
初期値では、[左右同時クリック]に割り当てられていますので、左右のボタンを同時にクリックしたときに、作業ウィンドウにコマンドガイドが表示されます。
マウスを左上、左下、右上、右下のいずれかのコマンドの方向へ移動し、離すと実行できます。