2.1 基本操作

2.1.1 コマンドの実行と解除

コマンドの実行方法

コマンドを実行するには、次の方法があります。

①リボンまたはプルダウンメニューからコマンド名を指定する。

コマンド名にカーソルを合わせ、クリックすることにより実行します。

[リボンメニュー]

[プルダウンメニュー]

ステータスバーから情報が表示されている場所を指定する。

れぞれの情報が表示されている場所にカーソルを合わせ、クリックすることにより実行します。

ツールバーのアイコンを指定する。

イコンにカーソルを合わせ、クリックすることにより実行します。

キーボードからコマンド名称・コードを入力する。

マンドには、それぞれキータイプ名称とコマンドコードが割り付けてあります。これをステータスバーのコマンドラインにキーボードから入力します。

:【移動】コマンドmove[Enter]

入力した内容はウィンドウ左下のコマンドラインに表示され、【移動】コマンドが実行されます。

ポップアップメニューのアイコンを指定する。

【ポップアップメニューの設定】コマンドで[ポップアップ表示]に☑を入れると、ポップアップメニューが表示されます(詳細は『第1章 DRA-CADを使用する前に』の「1.2.9 ポップアップメニュー」を参照)。

アイコンにカーソルを合わせ、クリックすることにより実行します。


編集メニューのコマンド名を指定する。

業ウィンドウ上で右クリックすると編集メニューが表示されます(編集メニューについては「2.5.3 ダイレクト編集 ■右クリックメニュー」を参照)。
コマンド名にカーソルを合わせ、クリックすることにより実行します。

補足

  • コマンドを実行すると、ステータスバーのメッセージエリアにメッセージを表示します。コマンド実行中はメッセージの指示にしたがって作業を進めていきます。


マクロ操作

作図編集時に、何度も繰り返し使う一連のコマンド群を、自動的に次々と起動できます。

【マクロ】コマンドで自動化したいコマンドを登録し、再生します。

コマンドの解除方法

コマンドには、操作終了と同時に自動的に解除されるものと、解除操作の必要なものがあります。
コマンドが解除されると、「図形を選択、またはコマンドを入力」と画面左下にメッセージが表示されます。

コマンドを解除するには、次の方法があります。

右クリック
ステータスバーの左下にコマンドのメッセージが表示されている状態で右クリックすると、1つずつメッセージが戻り、コマンドが解除されます。

②[Esc]キーを押す
ステータスバーの左下にコマンドのメッセージが表示されている状態で[Esc]キーを押すと、メッセージが戻り、コマンドが解除されます。

③[キャンセル]または[×]ボタンをクリック
ダイアログボックスが表示されるコマンドは、ダイアログボックスの[キャンセル]または[×]ボタンをクリックして解除します。

解除直後に[スペース]キーを押すと、直前に実行したコマンドを再度実行できます。


割り込みの動作について

DRA-CADでは、コマンド実行中に画面表示やレイヤ関連の一部コマンドを割り込んで実行でき

ます。

割り込みしたコマンドを解除すると、再度、使用中のコマンドの操作になります。

)【移動】コマンドを実行中に【拡大】コマンドを割り込み、移動先を拡大する

1.【移動】を実行

2.【拡大】を実行

3.【拡大】を解除

4.【移動】後、解除

図形を選択、基点を指定する

移動先の円を拡大し、拡大後、解除する

図形を移動し解除する

割り込みのできるコマンドについては、『付.5.3 ポップアップメニュー』で確認してください。