1.3.2 ユーザーごとの操作環境

■ユーザー管理

【ユーザー管理】コマンドを実行すると、ユーザー管理ダイアログが表示されます。
ダイアログボックスの設定（環境設定やツールバーをはじめ各コマンドの設定値）などの情報をファイルで保存できます。一人のユーザーが複数の設定で使用する場合に、それぞれの設定を登録し、必要に応じて登録してある設定を呼び出してDRA-CADを使用できます。1つのプロジェクトを複数のユーザーで進める場合に、設定ファイルをコピーして読み込み、同じ環境に合わせて操作できます。ユーザー設定は任意のフォルダーに作成できます。

• ユーザー設定は、設定したフォルダー下に｢ユーザー名.usr｣というファイルで保存されます。
  予期せぬエラーに備えて、【ユーザー管理】コマンドで環境設定などの情報を保存しておくことをお勧めします。
• 保存したファイルを他のパソコンにコピーすることで、他のパソコンで読み込むことができます。

※注意

設定ファイルを読み込む前に、現在使っている設定を保存してください。他の設定ファイルを読み込むと、現在使っている設定が置き換わります。現在使っている設定を保存しておくことで、読み込んですぐに元に戻せます。他の設定と現在の設定を切り替えながら作業することもできます。

[登録の方法]

[新規ユーザー]ボタンをクリックし、ユーザー名を入力すると、ユーザー管理リストに登録されます。

• すでに登録しているユーザー名に再度登録する場合は、ユーザー名を選択し[保存]ボタンをクリックします。

[呼出の方法]

ユーザー管理リストから、呼び出したいユーザー名を選択し、[読込]ボタンをクリックすると、登録された環境設定やツールバー・背景色などが設定されます。

■環境移行

【環境移行】コマンドを実行すると、環境移行ダイアログが表示されます。
以前のバージョンが同じパソコンにインストールされている場合に、動作環境をdracad 2025に移行できます。

• Ver.3.1より前のバージョンは形式が違う部分があり、そのまま移行することができませんので対象外になります。

[移行の方法]

読み込む環境のDRA-CADを選択し、[OK]ボタンをクリックすると、選択したDRA-CADの動作環境が
dracad 2025に反映されます。