1.3 操作環境

1.3.1 環境の設定

【環境設定】コマンドを実行すると、環境設定ダイアログを表示します。この設定をユーザーの使い勝手に合わせて変更することにより、多様な操作が行えます。

以下にDRA-CADの起動直後の初期設定を一覧表示します。

操作:操作に関する設定

操作-全般:

操作-操作体系:

操作-コマンド:

操作-マウス:

表示:図形の表示に関する設定

表示-全般:

表示-図形と部品:

表示-文字:

表示-色:


印刷:印刷に関する設定

印刷-全般:

図面:図面枠とレイアウト、図面ファイルの読み込みに関する設定

図面-全般:

図面-ウィンドウ:


保存:図面ファイルやテンプレートファイルなどの保存に関する設定

保存-全般:

保存-バックアップ:

保存-自動保存:


その他:その他、設定した環境の登録など

その他-全般:

その他-文字:

その他-外観:

その他-図面:


補足

  • 表示」-「図形と部品」-「選択図形のハイライト表示」は、選択した図形の色を変えて表示し、判別しやすくします。初期値はオレンジ’ですが、【カラー設定】コマンドでも色を変更できます。
  • 【新規図面】コマンドを実行すると、「図面」-「全般」-「初期設定」の用紙・縮尺の設定で新しい図面を開きます。
  • 「図面」-「ウィンドウ」で、起動時に常に最大表示、「図面」-「全般」で新規図面を開かないように設定できます。また、「図面」-「全般」-「図面枠ファイル名」であらかじめ保存してある図面枠ファイルを指定すると、起動時に保存してある図面枠を呼び出します。図面枠ファイルが優先し、初期設定ファイル「DRAWIN.MPZ」が無効になります。
  • 「DRAWIN.MPZ」で設定できる初期値の設定は、レイヤ名、カラー、線種、線幅、印刷の設定、ブロックで、レイヤ名とブロックはDWG/DXFファイルには反映されません。「DRAWIN.MPZ」を保存しないで読み込んだ場合は、それぞれの設定をインポートする機能を使って既存ファイルの設定を利用できます。
  • 「保存」-「自動保存」は、誤って上書きしたり、何らかのトラブルで図面が失われてしまった場合に、それ以前の図面を自動的に別ファイルとして保存しておく機能で、作業中の図面を一定の時間ごとに自動で保存できます。
  • 保存」-「全般」-「作業中のデータ保護」は、予期せぬプログラムの終了時に作業中のデータを自動的に保存して復元する機能でデータ保護が行えた場合は、「××××は動作を停止しました」とダイアログボックスが表示されます。
    [再起動]ボタンをクリックし、ファイルを復元してプログラムを再起動してください。
  • 「その他」-「全般」-「環境の読み書き」は、レイヤ・色などの属性、キーボードやポップアップメニュー・ツールバーのカスタマイズの内容を「DRAWIN.INI」というファイル名で保存します。[読み込み]ボタンをクリックして保存した内容を読み込みます。
    あらかじめ設定を書き込んでおけば、プログラムの再インストールやバージョンアップなどの際に、設定を読み込み、同じ環境で使用できます。
    ただし、属性リストは、異なるバージョン間では読み書きできない場合があります。
  • 「その他」-「文字」-「IME自動切り替え」は、コマンドで数値入力の場合にIME(日本語入力システム)をオフにします。


表示設定

【環境設定】コマンドの「表示」で設定されている項目は、ステータスバーの【表示設定】コマンドで変更できます。

描画方法について

DRA-CADでは、GDIとDirectXの描画方法があり、【環境設定】コマンドの「表示」-「全般」またはステータスバーの【表示設定】コマンドで切り替えられます。

DirectXを設定した場合、以下の設定は制限されます。

設定

制限事項

補足

画像をきれいに表示

無効

画面のドットピッチ

無効

線種を印刷状態で表示

常に有効

OFFを設定してもONと同じ状態で表示されます。

線をORで描画

GDI描画

ONを設定してもGDI描画と同じ状態で表示されます。

塗りつぶしをORで描画

GDI描画

描画順(データ順)

GDI描画