DRA-CADでは、コマンドラインやダイアログボックスの数値入力用エディットコントロール
([A]ボタンが付属している入力ボックス)、文字の合計平均コマンドの「単純計算」機能において、算術計算をサポートしています。
算術の優先順位を決定する括弧「( )や「 」」、+-×÷などの四則演算、sinやcosなどの三角関数を使用して、例えば、以下のような入力に関してDRA-CADでは正しく算術計算を行えます。
[使用例]
・10と2の平均
( 10 + 2 ) / 2 =
・角度60度、長さ1000mmの線分のX成分
cos ( RAD(60) )*1000 =
[演算記号・常数]
+ 足し算
- 引き算
* 掛け算
/ 割り算
^ べき乗
| 寸勾配
PAI πを表す定数(PAI=3.141592653589793238462643383279)
以下では、DRA-CADがサポートしている関数を解説します。
機能 | 絶対値を計算します。 |
書式 | abs ( n ) |
機能 | アークコサインを計算します。 |
書式 | acos ( x ) |
解説 | acos関数は、0からπラジアンの範囲で x のアークコサイン値を返します。 xは、-1 から1までの範囲になければなりません。 |
機能 | アークサインを計算します。 |
書式 | asin ( x ) |
解説 | asin関数は、-π/2ラジアンからπ/2ラジアンの範囲で x のアークサインを計算します。 x が -1より小さいか、または1より大きい場合には、戻り値は不定になります。 |
機能 | x のアークタンジェントを返します。 |
書式 | atan ( x ) |
解説 | x が0の場合、atan関数は0を返します。 |
機能 | コサイン(cos関数)を計算します。 |
書式 | cos ( x ) |
解説 | cos関数は、x のコサインを返します。 x は、ラジアン単位での角度。 |
機能 | ラジアン単位 x を度単位に変換します。 |
書式 | DEG ( x ) |
機能 | 指数を計算します。 |
書式 | exp ( x ) |
解説 | exp関数は、成功すると、x の指数値を返します。 |
機能 | 度単位 x をラジアン単位に変換します。 |
書式 | RAD ( x ) |
機能 | サインを計算します。 |
書式 | sin ( x ) |
解説 | sin関数はxのサインを返します。 |
機能 | 平方根を計算します。 |
書式 | sqrt ( x ) |
解説 | 平方根の値を返します。 x を負にすると、戻り値は不定です。 |
機能 | タンジェント(tan関数)を計算します。 |
書式 | tan ( x ) |
解説 | tan関数は、x のタンジェントを返します。 |