平面パース

指定した高さから上の物体を取り除き、一点透視法で上から見たパースを作成します。

現在表示されている3次元図形を平面パースで表示し、新規図面に2次元の線分で作成します。

■ダイアログ

①パース表示時の焦点距離を設定します。小さい値ほど広角になり歪みが生じます。
初期値は「35」です。小さい値を入力すると広角(レンズの映す角度が広くなり広範囲を表示)、大きい値を入力すると望遠(遠くのものを大きく表示)で表示されます。

②切断面(平面パースの場合は切断する高さ)からの視点距離を指定する場合に☑します。
☐の場合は、画面に全体が入る大きさになるように自動的に距離が設定されます。

③切断する高さを設定します。指定した高さから上の物体は取り除いてパース表示します。

④パースを隠線除去して表示する場合に、☑します。隠線除去すると、隠れて見えない箇所は表示しません。

• 隠線除去する場合は、３次元データにより時間がかかることがあります。

■操 作

１．平面パースダイアログが表示されます。焦点距離などを設定し実行します。

２．一点透視法で上から見た切断されたパースがプレビュー表示されます。

プレビュー表示では、焦点距離や切断面からの距離、視点(一点透視法における消失点)を下記のマウス操作で変更できます。

• 左クリックで視点位置を設定
• 左ボタンをドラッグで切断面からの距離を設定
• [Ctrl]キーと左ボタンをドラッグで焦点距離を設定

• ただし、切断する高さは変更できません。

３．設定後、右クリックするとステータスバーに「現在のアングルでパースを作成しますか？」とメッセージが表示されます。左クリックすると切断された3次元データ、新規図面に2次元のパース図面が作成されます。

• 3次元データは、別途レンダリングや陰面除去表示を行って別の表現が可能です。