ライト作成

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[レンダリング(G)]メニューか→[ライト作成(6)]

[コマンド名称]

LIGHTSET

[コマンドコード]

J389

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15ページ

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[レンダリング(R)][ライト作成(G)]

ライトを設定します。

レンダリングを行う際にライトが少なくとも1つは置かれていなければなりません。ライトが1つも設定されていない場合は、視線を考慮した平行光を1つ自動で配置し、レンダリングを行います(『ユーザーズマニュアル』の「第3章3次元操作」の「3.5.2ライト」を参照)

平行光源、点光源、スポット光源の3種類のライトを全部で200個まで定義できます。

ダイアログ

〔種類と色〕タブ

①設定するライト番号を選択します。ライトは、1から200番まで設定することができます。


②設定したライトのプレビューを見ることができます。このプレビューでは、ポリゴンの真上に設定したライトを置き、ライト位置からポリゴンを見た場合を表示します。
また、右クリックすると、プレビューウィンドウの設定ダイアログを表示します。

[幅と高さ]        

プレビューで使用するポリゴンの幅と高さを設定します(ポリゴンは正方形としています)。

[光源位置]        

ポリゴン位置とライトの距離を設定します。

[プレビューを表示]        

設定したライトを確認する場合に☑します。

③設定れている光源に名前を設定します。ライト名をつけることによってライトの管理がしやすくなります。キーボードから文字を入力します。設定できる文字数は、半角で31文字(全角で15文字)までです。

④ライトの種類を選択します。

[使用しない]        

ライトを設置しません。

[平行光源]

光線の方向から平行に照射する光線です。光源からの距離による減衰はありません。太陽光線を表現したり、[点光源]、[スポット光源]に比べレンダリング時間を短くしたいときなどに使用します。

[点光源]

光源の位置から、360°放射状に光線を発散します。豆電球などを表現します。距離による減衰を設定でき、室内灯などに利用できます。

本来、太陽光も[点光源]ですが、地球から太陽までの距離がレンダリング範囲よりも遙かに大きいため、通常は[平行光源]にします。

[スポット光源]

光源を頂点として円錐形に照射する光源です。傘の大きさと、距離による減衰を設定できます。ある特定の部分だけに照明を当てたいときに使用します。舞台などで使用されるスポットライトを表現します。

[平行光源]

[点光源]

[スポット光源]

⑤影を作成する場合に☑します。
影を設定すると、実際の風景と同様なレンダリング結果が得られますが、レンダリング時間が長くなります。

[影係数]        

0以上の数値を設定します。1に近いと濃い影が、0に近いと薄い影が生成されます。
また、0の場合は影を生成しません。

[影係数1]

[影係数0.3]

⑥光の色を設定します。

「赤」「緑」「青」のRGB値で設定します。白色(255,255,255)を設定すると、材質で設定された色でポリゴンは反射します。通常は、光源の色は白色です。
その他の色を設定すると、ポリゴンは材質で設定された色から光源色の色成分を反射(表示)します。
[参照]ボタンをクリックすると色の設定ダイアログが表示され、光の色を設定することができます(詳細は【カラー設定】コマンドを参照)。

⑦光の強さを0以上の数値で設定します

拡散光の赤、緑、青のそれぞれに強度をかけて光の拡散光とします。1以上の数値にすると光が強くなります。例えば、0.5にすると、設定されている拡散光が半分の明るさとなります。また、0の場合は消灯となります。

[強度1]

[強度0.5]


⑧ライトのインポートダイアログを表示します。ここでは、他図面で登録しているライトの設定を読込みます。

❶ [参照]ボタンからコピーしたいファイルを選択する

❷左側に参照ファイルのライトが表示される

❸左側のコピーしたいライトを選択する

❹右側の空いている番号(例:5番)「使用されていません」を選択する

❺[≫]ボタンをクリックすると、5番にインポートされる

[参照]ボタン        

ファイルを開くダイアログを表示し、ライトを読込みたいファイルを選択します(詳細は【開く】コマンドを参照)。

[すべて選択]ボタン

[コピー元ライト]をすべて選択します。

[すべて解除]ボタン        

選択した[コピー元ライト]をすべて解除します。

[>>]ボタン        

選択した[コピー元ライト]を[現在のライト]にコピーします。

[元に戻す]ボタン        

直前に行った操作を元に戻します。

[やり直し]ボタン        

元に戻した操作をやり直します。

⑨ライブラリダイアログを表示します。

ここでは、ライトの設定登録読込できます(詳細は【ライトライブラリ】コマンドを参照)。

設定したいライトを選択し、[ライト設定]ボタンをクリックすると、ライト作成ダイアログに設定されます。


〔スポットと減衰〕タブ

①[スポット光源]の場合のみ設定します。

その広がり方や分散の強さを傘と呼んでいます。この傘の開き角度でライトの有効範囲を設定します。(a)と(b)の角度差が大きいと光のエッジが柔らかくなり、小さいと鋭くなります。

[傘(a)]        

もっとも明るい範囲

[傘(b)]        

だんだんと光の強さが弱くなる範囲

[参照]ボタンをクリックするとスポット光設定ダイアログを表示します。

[傘(a):45、傘(b):60]

[傘(a):30、傘(b):30]


②[点光源]、[スポット光源]の場合のみ設定します。

光源から離れるにしたがって明るさが弱くなります。その弱まり具合(減衰する比率)を設定します。

[参照]ボタンをクリックすると減衰設定ダイアログを表示します。設定した比率がグラフで表示されます。

光源位置からの光の強さを距離で設定します。0.0を光源位置として、距離に対して減衰する比率を設定します。1.0では設定されている光の強さが100%の強さで照射します。例えば、0.5にすると、設定されている光の強さが50%の強さとなります。

[減衰を設定しない]

[減衰を設定]

グラフを右クリックすると、最大値設定ダイアログを表示します。ここでは、グラフに表示する距離(㎜)の最大値を設定します。


操 作

[平行光源/スポット光源]

光源を置く位置を指示し、光の方向を指定します。設定したライトが表示されます。

レンダリング結果:[平行光源]

[スポット光源]

[点光源]

光源を置く位置を指示します。設定したライトが表示されます。

レンダリング結果



補足