隠面除去表示の設定

[リボンメニュー]

[表示(V)]メニュー〔隠面除去〕パネルの(E)

[コマンド名称]

HIDEFSET

[コマンドコード]

J587

[ショートカット]

[ポップアップメニュー]

[プルダウンメニュー]

[表示(V)]→[隠面除去設定(4)]

隠面除去表示の設定を行います。

ダイアログ

①図形を隠面除去表示する方法を指定します(詳細は『ユーザーズマニュアル』の「第3章3次元操作」の「3.1.4 表示の種類」を参照)。

[Zバッファ]

フレームバッファ(画像を記憶するバッファ)を、ピクセルごとの色を記憶するイメージバッファと、そのピクセルのZ方向への奥行き(視点からの距離)を記憶するZバッファにわけて、画像を格納します。画面を塗りつぶす量(画面サイズ)に比例して処理時間が長くなります。
ただし、データ数が少ない場合にはツリーを作成する時間がないので、[BSPリストプライオリティ]よりも高速に表示できる場合があります。

[BSPリストプライオリティ]

一度BSPツリーという内部データを作成するので、隠面除去表示のまま連続的に視点を変えて見たい場合に[Zバッファ]よりも高速に表示できます。
また、面の境界線を表現することができるので、(白黒表示なら)メリハリの効いた表現ができます。

[OpenGL]

PCの機種やOSによらない汎用の3次元グラフィックス・ライブラリで、照明、材質の効果を表現した3次元図形を表示することができます。高速な表示が可能です。
また、OpenGL対応のグラフィックスカードを導入することで、高速な隠面除去表示が可能になります。ただし、面の境界線は表現できません。
また、投影法がオブリク図の場合は隠面除去表示できません。

②表示の方法を☑します。

[白黒表示]        

線の色に関係なく、面を白黒で表示します。

[裏面表示]        

画面に対して頂点の並びが時計回りの面(裏面)も表示します。

[エッジ表示]        

①で[BSPリストプライオリティ]を指定した場合に、隠面除去表示に設定する面の境界線を表示します。

[線分表示]        

①で[BSPリストプライオリティ]を指定した場合に、閉じていないポリラインや線分も表示します。

[材質表示]        

①で[OpenGL]を指定した場合に、設定されている材質も表示します。

[影表示]        

①で[OpenGL]を指定した場合に、影を表示します。

[エッジ表示]

[線分表示]

[材質表示]

③図形を隠面除去表示する場合のライトの位置を設定します。原点(0,0,0)に対する光源の位置座標が表示されています。
球を上から見た図をクリックまたはドラッグすると、直接設定することができます。

初期値:

[平面図]

[南立面図]

[初期化]ボタンをクリックすると、初期値のライト位置に戻ります。