矩形割付
[リボンメニュー] | [作図(D)]メニュー→[矩形割付(C)] | |
[コマンド名称] | TILELAYOUT | |
[コマンドコード] | J795 | |
[ショートカット] | - | |
[ポップアップメニュー] | - | |
[プルダウンメニュー] | [作図(D)]→[矩形割付(T)] |
指定した範囲を「幅×高さ」で定義した矩形で割り付けます。
範囲の指定方法は、矩形で指示・多角形で指示・プリミティブ指示・閉領域を検索の4通りが用意されています。
①矩形の基本形状を指定します。
[矩形 幅、高さ]
矩形の幅と高さを指定します。
[目地 幅方向、高さ方向]
目地の幅方向、目地の高さ方向を指定します。
②割付範囲指示方法を指定します。
[矩形で指示]
2点を指示します。
[多角形で指示]
多角形で指示します。
[プリミティブ指示]
作成されたポリラインまたは拡張ポリラインを選択します。
[閉領域を検索]
閉鎖された図形を指示します。
[矩形で指示]の場合
割り付けしたい範囲の2点をクリックで指示します。
[多角形で指示]の場合
割り付けしたい範囲を順にクリックで指示します。
ポイントを指示後、右クリックすると以下の編集メニューが表示されます。ここでは、指示点をキャンセル、円弧の作図、作図を終了することができます。
|
[プリミティブ指示]の場合
閉じたポリラインまたは拡張ポリラインを選択します。
[閉じたポリライン] | [拡張ポリライン] | |
[閉じたポリライン] | [拡張ポリライン] | |||||
[閉鎖域を検索]の場合
閉じている図形は、クリックした位置から閉領域を検索して割付範囲(斜線範囲)を作成します。
③残材使い回しを行う条件を指定します。
[幅方向]
幅方向の長さ(w2)が指定した長さ以上の場合に使い回しを行います。
☐の場合は、幅方向の使い回しは考慮しません。
[高さ方向]
高さ方向の長さ(h2)が指定した長さ以上の場合に使い回しを行います。
☐の場合は、高さ方向の使い回しは考慮しません。
[切り代]
切り代の幅を指定します。※下図[K]部分
[3枚以上を許可]
残材使い回しを3回以上許可する場合に☑します。
④割付タイプと矩形原点を指定します。
[いも貼り]
いも貼り(縦横に目地が通る配置方法)で割り付けます。
[うま貼り]
うま貼り(いも貼りの並びを半分ずらして交互に配置する方法)で割り付けます。
[矩形原点]
基準となる矩形の原点を指定します。
[回転]
矩形の回転角度を指定します。回転の中心は割付基点になります。
⑤矩形のオフセットを指定します。☐の場合は、オフセットは0とします。
[幅方向]
割付基点から基準となる矩形の原点までの幅方向の距離を指定します。
[高さ方向]
割付基点から基準となる矩形の原点までの高さ方向の距離を指定します。
割付基点、矩形オフセット、矩形原点の関係
⑥割り付けから除外する場合の条件を指定します。☐の場合は、除外しません。
[幅]
指定した幅未満の切り欠き品は除外します。
[高さ]
指定した高さ未満の切り欠き品は除外します。
[ポリラインの穴を無視する]
☑の場合は、穴あきの割付範囲の穴を無視して矩形を割り付けます。
⑦割り付けた結果を表示します。
[割付基点移動]
[←][→]ボタン
割付範囲の各辺の[頂点]→[中点]→[頂点]と、順番に割付基点を移動する事ができます。
[◎]ボタン
最初に指定した割付基点に戻ります。
[更新]ボタン
再計算して割付プレビュー、集計結果が更新されます。
[文字設定]ボタン
通し番号の文字サイズやフォントを設定します(詳細は【文字記入】コマンド参照)。
[割付範囲を作図する]
☑の場合は、割付範囲を作図します。
[通し番号を付ける] ☑の場合は、割り付けた矩形に通し番号を付けます。
通し番号の種類
[全て]
標準品、切り欠き品のすべての矩形に通し番号を付けます。
[標準品のみ]
標準品のみに通し番号を付けます。
[切り欠き品のみ]
切り欠き品のみに通し番号を付けます。
⑧割付条件や割り付けた矩形の集計結果を表示します。
[割付範囲] | [面積] | 割付範囲の面積 |
[周長] | 割付範囲の周長 | |
[基本形状] | [幅] | 矩形の幅 |
[高さ] | 矩形の高さ | |
[割付結果] | [標準品] | 標準品の枚数 |
[切り欠き品] | 切り欠き品の枚数。 | |
[総枚数] | 標準品+切り欠き品の合計です。 | |
[総目地長さ(約) | 目地に相当する部分のおおよその長さ |
(割り付けた矩形の全周長+割付範囲の周長)÷2+割り付けた矩形の数×(目地幅+目地高さ)
[除外条件] | [幅方向] | 除外条件で指定した幅方向の値 |
[高さ方向] | 除外条件で指定した高さ方向の値 |
[クリップボードにコピー]
集計結果をクリップボードにコピーします。
[文字設定]ボタン
図面上に配置する集計結果の文字サイズやフォントを設定します(詳細は【文字記入】コマンド参照)。
[集計表配置]
集計表を図面上に配置します。
集計表作図例
⑨割付範囲の指示や基点を指示、属性を設定します。
[割付範囲指示]ボタン
割付範囲を指定します。
[割付基点指示]ボタン
割付基点を取り直す場合に指定します。
[属性設定]ボタン
属性を設定します(詳細は【属性設定】コマンド参照)。割付範囲、矩形、通し番号、集計表、割付基点、残材の属性を設定します。☐の場合は、アクティブ属性で作図します。
[数値設定]ボタンをクリックすると、数値文字設定ダイアログが表示されます。
集計表の数値の単位を設定します。
[小数点以下桁数]
小数点以下桁数を設定します。
[単位]
寸法値の単位を指定します。
設定する項目を☑します。
[単位を表示]
単位を表示します。
[数値を0と5に丸める]
一番下の位を「0」または「5」に丸めます。
[末尾の0を削除]
小数点以下桁の末尾の「0」を表示しません。
[桁区切り記号を表示]
桁区切りの位置に記号カンマ(,)を付けます。
[割付実行]ボタン
割付範囲と割付基点確定後、実行すると割付が作図されます。
[終了]ボタン
コマンドを終了します。
[ドラッギング]
☐の場合は、割付範囲に割付図形が配置されます。
☑の場合は、ドラッギングしながら、任意の位置に割付図形を配置します。
[パッケージ化]
割り付けをパッケージにします。
1.基本形状、割付範囲指示方法、割付タイプなどの割付条件を設定します。
2.[割付範囲指示]ボタンをクリックし、割付範囲の2点を指示します。
[矩形で指示]の場合 |
3.割付基点を指示します。
4.[割付プレビュー]と[集計結果]を確認します。
補足
例:[割付基点移動]で基点を変更する場合 | [基本形状]の高さを2250→1750に変更する場合 |
5.[割付実行]ボタンをクリックすると、割り付けた矩形を図面上に配置します。
6.[集計表配置]ボタンをクリックし、集計結果を「集計表」として図面上に配置します。