鉄骨継手

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[作図(D)]メニュー→[鋼材形状(ZL)][鉄骨継手(2)]

[コマンド名称]

SSTLJITH

[コマンドコード]

J633

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17ページ LE版では11ぺージ

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[構造(S)][鉄骨継手(S)]

鉄骨の継手部分を作図します。

ダイアログ

〔H形鋼〕タブ

①作図するH形鋼のサイズを設定します。


②作図面[断面、フランジ、ウェブ]を指定します。

[断面]

[フランジ]

[ウェブ]

③②で[断面]または[フランジ]や[ウェブ]で[☑長さ]の場合に、配置する時の基準点を指定します。

④使用する鋼材リストを設定します(詳細は【鋼材形状】コマンド参照)。

⑤設定する項目を☑します。

[ポリライン化]        

②で[断面]を指定した場合に、鋼材を閉じたポリラインとして作図します。

[回転角]        

②で[断面]または[フランジ]や[ウェブ]で[☑長さ]の場合に、設定した角度で回転して作図します。

[オフセットX(Y)]        

②で[断面]または[フランジ]や[ウェブ]で[☑長さ]の場合に、配置原点をカーソルから設定した距離を離して作図します。

例:[断面]

[回転角]例:配置原点(左下)

[オフセット] 例:配置原点(左下) X=500と設定した場合

[長さ]        

②で[フランジ]または[ウェブ]を指定した場合に、長さを設定して作図します。
☐の場合は、2点を指示してその点を結んだ線分の長さで作図します。

[端部を閉じる]        

②で[フランジ]または[ウェブ]を指定した場合に、端部に線分を描きます。

[☑長さ]

[☐長さ]

[☑端部を閉じる]

⑥継手のボルト軸径、部材間のあき寸法を設定します。

[ボルト軸径]は、12、16、20、22、24、27mmの6種類あり、[ボルト軸径]を変更すると[はしあき]と[ピッチ]が変更されます。

[ボルト軸径]

[あき寸法]/[フランジ]

[ウェブ]

⑦鋼構造設計規準を考慮したピッチ制限を設定します。
[標準ピッチを考慮する]を指定するとピッチ(標準)の値、[最小ピッチを考慮する]を指定するとピッチ(最小)の値が設定されます。[考慮しない]を指定した場合は、変更されません。

⑧ボルトの作図方法を指定します。

[記号]        

ボルトを記号形式で作図します。

[軸径]        

ボルトを軸径サイズで作図します。

[記号]

[軸径]


[ボルト記号設定]ボタン        

ボルト記号設定ダイアログが表示され、[記号]で作図する際の詳細な設定を行います。

ボルトをすべて同じ記号サイズ、倍率を使用する場合、[☑同じサイズを使用する]にします。
☐の場合は、ボルト種ごとに記号サイズ、倍率を設定します。

[記号サイズ]        

記号のサイズを設定します。

[記号倍率]        

記号が○と×などの記号の組み合わせの場合に、記号サイズに対する倍率で大きさを指定します。

⑨フランジを作図する場合のボルトの本数、ピッチ、ゲージ、はしあき距離を設定します。

[HTB本数]        

片側フランジに打つボルトの本数を設定します。

[外SPL厚]/[内SPL厚]

外、内のスプライスを作図する場合に☑し、その厚さを設定します。

[本数]例:6]

[外・内スプライス]

[ピッチ/ゲージ/はしあき]

⑩ウェブを作図する場合のボルトの本数、ピッチ、ゲージ、はしあき距離を設定します。

[HTB本数]        

片側ウェブに打つボルトの本数を設定します。

[SPL厚]        

スプライスを作図する場合に☑し、その厚さを設定します。

[本数]例:4]

[スプライス]

[ピッチ/はしあき]


〔引出線〕タブ

詳細は【柱断面】コマンドを参照してください。

〔属性〕タブ

詳細は【柱断面】コマンドを参照してください。

操 作

例:ウェブ

[☑長さ]/配置基点(左下)

1.カーソルに設定されたウェブが表示されます。作図する位置を指示すると、ウェブが描けます。

点を指示します。終了点を指示すると、設定した角度、水平線長さの引出線が描けます

[☐長さ]/配置基点(左下)

ウェブの中心を指示すると、ラバーバンドが表示されます。終点を指示すると、ウェブが描けます。



補足

[ボルトのピッチゲージ]

日本建築学会編鋼構造設計基準付4の表の値に準拠します。

[フランジ外側よりウェブのフランジに一番近いボルトまでの距離(図のA)]

以下の式により求めます。

①ウェブのみボルト打ち

A≧3×tw+30かつ4×tw+E

②外スプライスのみの場合

A≧3×tw+50かつ4×tw+E

③外・内スプライスの場合

A≧5×tw+50かつ4×tw+E

tw        :ウェブの厚さ

E        :はしあき距離