断面性能計算

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SECCAL

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J840

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[構造(S)][断面性能計算(1)]

選択された図形を一つの断面として断面性能を計算します。図心位置および主軸を作図することができます。計算結果をクリップボードに貼り付けることができます。

ダイアログ

①図心計算基準を設定します。図心の数値の単位は「mm」です。

作図原点        

指定した作図原点を基準として座標を求めます。作図原点は、【図面設定】コマンドで指定できる図面データの原点です。初期値は用紙枠の左下です。作図後、自由な位置に変更もできます。

原点:用紙枠の左下

原点:図形の左下に設定

【図面設定】コマンド 原点:X=0, Y=0

原点:指定した場合

図形指定位置        

選択図形の最大最小座標で囲まれる矩形の9箇所から位置を選択して、そこを基準として座標を求めます。

※ここでは、指定できる位置を赤点でわかりやすく表示しています。実際には表示されません。

②計算時に作図する要素を設定します。

図心作図        

☑にすると、断面図心位置に点を作図します。

XY準軸作図        

☑にすると、DRA-CADのX-Y座標系に沿った断面基準軸を線分で作図します。

主軸作図        

☑にすると、断面主軸位置に線分を作図します。

③クリップボードへダイアログに表示されている計算結果をコピーします。
エクセルなどで貼り付けを行って値を活用できます。

④数値の丸め桁数を設定します。
計算時に、各性能の数値の丸め有効桁数の設定を行いたい場合に☑します。

操 作

計算したい図形を選択すると、計算結果がダイアログに表示されます。

以下の計算結果がダイアログに表示されます。

①選択図形数(個):断面を構成している図形要素の数を表します。

図形要素の数を一単位としてカウントされます。


②図心:断面の図心位置を表します。

X座標:DRA-CADのX-Y座標系でのX座標値、または指定原点からの相対座標
Y座標:DRA-CADのX-Y座標系でのY座標値、または指定原点からの相対座標

③主軸(°):断面の主軸位置を角度で表します。

DRA-CADのX-Y座標系でのX軸を基準としての傾き角度で表します。
強軸:図心を原点とする軸に関する断面二次モーメントが最大値をとる軸の傾き
弱軸:図心を原点とする軸に関する断面二次モーメントが最小値をとる軸の傾き

④面積(cm2):断面の面積を表します。

⑤周長(cm):断面の周長を表します。

⑥断面二次モーメント(cm4):断面の断面二次モーメントを表します。

Ix:DRA-CADのX-Y座標系X軸と平行な図心軸に関する断面二次モーメント
Iy:DRA-CADのX-Y座標系Y軸と平行な図心軸に関する断面二次モーメント
Iu:DRA-CADのX-Y座標系X軸よりの主軸に関する断面二次モーメント
Iv:DRA-CADのX-Y座標系Y軸よりの主軸に関する断面二次モーメント

⑦断面二次半径(cm):断面の断面二次半径を表します。

ix:DRA-CADのX-Y座標系X軸と平行な図心軸に関する断面二次半径

iy:DRA-CADのX-Y座標系Y軸と平行な図心軸に関する断面二次半径

iu:DRA-CADのX-Y座標系X軸よりの主軸に関する断面二次半径

iv:DRA-CADのX-Y座標系Y軸よりの主軸に関する断面二次半径

⑧断面係数(cm3):断面の断面係数を表します。

Zx:DRA-CADのX-Y座標系X軸と平行な図心軸に関する断面係数

Zy:DRA-CADのX-Y座標系Y軸と平行な図心軸に関する断面係数

Zu:DRA-CADのX-Y座標系X軸よりの主軸に関する断面係数

Zv:DRA-CADのX-Y座標系Y軸よりの主軸に関する断面係数

⑨塑性断面係数(cm3):断面の塑性断面係数を表します。

Zpx:DRA-CADのX-Y座標系X軸と平行な軸に関する塑性断面係数

Zpy:DRA-CADのX-Y座標系Y軸と平行な軸に関する塑性断面係数

Zpu:DRA-CADのX-Y座標系X軸よりの主軸に関する塑性断面係数

Zpv:DRA-CADのX-Y座標系Y軸よりの主軸に関する塑性断面係数


[☑図心作図]の場合

図心位置にアクティブ属性で点データが作成されます。

[☑主軸作図]の場合

主軸がアクティブ性で作成されます。


補足