DWG/DXF読込

[リボンメニュー]

[ファイル(F)]メニュー→[読み込み(ZR)][DWG/DXF読込(3)]

([DRA-CADメニュー])

[DRA-CADメニュー(F)]→[読み込み(ZR)][DWG/DXF読込(3)]

[コマンド名称]

RDWGDXF

[コマンドコード]

J588

[ショートカット]

[ポップアップメニュー]

[プルダウンメニュー]

[ファイル(F)][読み込み(R)][DWG/DXF読込(D)]

DWG/DXFファイルを読み込みます。

ダイアログ

詳細は【開く】コマンドを参照してください。

[開く]ボタンをクリックすると、DWG/DXF読み込みダイアログが表示されます。


一般〕タブ

①ブロックの変換方法を指定します。

[ブロックのまま]        

ブロックデータとして読み込みます。

[パッケージ]        

パッケージとして読み込みます。

[要素に分解]        

線分・円・点・文字などの要素に分解して読み込みます。

②ポリラインの変換方法を指定します。

[線分へ変換]

線分や円弧などの要素に変換して読み込みます。

[ポリラインのまま]

ポリラインとして読み込みます。

③マルチテキストとして入力した文字の変換方法を指定します。

[通常の文字]

範囲指定が解除され、一行の文字列として読み込みます。

[矩形文字]

[作図範囲指定]のオプションがついた文字列として読み込みます。

[マルチテキスト]        

[通常の文字]        

[矩形文字]

④線幅について設定します。

[線幅を変換する]

DWG/DXFデータの線の太さをDRA-CADの最も近い線幅に変換します。
☐にすると、すべて1番の線幅になります。

[ポリラインの線幅を変換]

DWG/DXFファイルで定義されたポリラインの幅を変換する場合に☑します。定義されているポリラインの幅を、図面縮尺を元に最も近い線幅に変換します。図面縮尺が「自動」の場合は、【環境設定】コマンド-「図面」-「全般」で定義されている[初期設定]の縮尺が使用されます。

[線幅既定値]

AutoCADには「既定値」と呼ばれるデータファイルには書かれないシステム(環境)設定に依存する線幅があります。それはAutoCADの設定によって変わりますので、こちらではDWG/DXFファイルから読み取ることができません。その「既定値」の線幅の線幅番号を指定します。

⑤寸法図形の変換方法を指定します。

[寸法図形]

寸法線図形として読み込みます。

[パッケージ]        

パッケージとして読み込みます(寸法線図形の情報はなくなります)。

[要素に分解]

線分・円・点・文字などの要素に分解して読み込みます。

⑥寸法線の定義データを読み込まずに、寸法線の表示用ブロックを変換します。

寸法線の定義と表示用ブロックのデータが一致しない場合(AutoCAD以外のCADが作成)に、指定します。

⑦文字幅の指定を行います。

[フィット以外は0]        

フィットで描かれた文字列の場合は、文字列の幅をきっちり合わせて変換します。文字列の長さから全体の文字幅を文字数で割り、1文字分の文字幅を計算して設定し読み込みます。
フィット以外の文字列の場合は、文字幅をすべて0として読み込みます。

[指定通り]

DWG/DXFファイルに描かれている文字は、文字の高さに対して文字幅は比率で作図されています。その比率にあった文字幅を設定して読み込みます。


[自動調整]

文字幅をフォントごとの文字幅情報により自動調整します。文字幅情報がないフォントは、[文字幅倍率]を参照します。

⑧文字サイズについて設定します。

[半角文字の幅は半分]

すべての文字に対して、半角文字の文字幅を全角文字の文字幅の半分にします。

[高さを自動調整]

文字の高さをフォントごとの文字高さ情報により自動調整します。

[文字幅倍率]

DWG/DXFに定義された文字幅に対する比率を指定します。
AutoCADの文字高さ×AutoCADの文字縦横比÷[文字幅倍率]=DRA-CADの文字幅

⑨設定する項目を☑します。

[レイヤー依存を使用しない]

BYLAYERの属性をレイヤー依存に変換しません。BYLAYERが設定されている図形は、レイヤーに設定されているカラー、線種、線幅を個別の図形に設定して読込まれます。

[3次元図形を2次元図形にする]

3D線分や3Dポリラインといった3次元図形を2次元の線分・ポリライン図形として読み込む場合に☑します。3次元図形を2次元コマンドで編集可能にします。

[レイヤー名の最初の数字を取る]

DRA-CADでDWG/DXFファイルへ保存時に、レイヤー名を「番号+名前」で設定すると、レイヤー名の先頭にレイヤー番号がつきます。再度、読み込み時にその先頭のレイヤー番号を削除する場合に、☑を入れます。

[レイアウト図面も作成する]

AutoCADのレイアウトがある場合、☑を入れてファイルを開くと、元図面とレイアウトに変換されます。

⑩用紙サイズ・方向、縮尺を設定します。

[用紙]

図面の用紙サイズを指定します。[自動]を指定すると、縮尺と図面の最大最小値から適当な用紙サイズを設定します。

[縮尺]        

図面の縮尺を指定します。[自動]を指定すると、用紙サイズと図面の最大最小値から適当な縮尺を設定します。

[方向]        

図面用紙の方向を指定します。

⑪ファイルを開くダイアログを表示します。

保存してある設定ファイル(拡張子.INI)を読込み、現在の設定と置き換えます。

⑫名前を付けて保存ダイアログを表示します(詳細は【名前をつけて保存】コマンドを参照)。

設定した内容を設定ファイル(拡張子.INI)として保存します。

〔カラー〕タブ

①DWG/DXFファイルの色番号に対するDRA-CADのカラー番号を個別に設定します。

初期値では、1~7番まではDWG/DXFファイルの色とDRA-CADの色がほぼ同じになるように設定しています。8番以降は[その他の色]でそれぞれ必要に応じて設定します。

②AutoCADとDRA-CADのパレットから、もっとも近い色番号に設定します。

③AutoCADの印刷時に使用されるCTBファイルを指定することで、【印刷の設定】コマンドの「出力色と線幅の設定」に読み込みます。

読み込まれる設定はカラーに対応した出力色と線幅の設定だけです。
AutoCADでの印刷結果と同じようにDRA-CADで印刷する場合は、[☑線幅を色で指定する]で印刷してください。


〔フォント〕タブ

①DWG/DXFファイルの文字スタイルに対するDRA-CADのフォントを個別に設定します。

TrueTypeフォントを選択した場合は右端のボタンで[B]ボールド(太字)と[I]イタリック(斜体)を設定することができます。また、文字幅を0にしたい場合は[0]で、半角幅を半分にしたい場合は[/]ボタンで個別に設定することができます。

②DWG/DXFファイルに書かれているフォントファイル名から、TrueTypeフォント名を自動取得します。

☑にすると、同時にフォント名が変更されますが、フォント名が取得できない場合は変更されません。


補足