図面設定

[リボンメニュー]

[ファイル(F)]メニュー→[設定(ZG)][図面設定(1)]

([DRA-CADメニュー])

[DRA-CADメニュー(F)]→[設定(ZG)][図面設定(1)]

[コマンド名称]

PROPERTYD

[コマンドコード]

J285

[ショートカット]

[ポップアップメニュー]

5ページ

[プルダウンメニュー]

[ファイル(F)][図面設定(F)]

現在の図面の縮尺・用紙と原点、コメントなど図面に関する設定を行います。

用紙は初期状態では作業ウィンドウにグレーの枠で表示されています。


用紙の大きさは、図面の縮尺を乗じた大きさになります。この用紙範囲が印刷の範囲になります。


ダイアログ

〔全般〕タブ

①図面の縮尺を設定します。その縮尺で設定された用紙枠(用紙の大きさ×図面縮尺の逆数)が矩形で作業ウィンドウに描かれます。

②一つの用紙に異縮尺の図面を作図する場合に縮尺を設定します。

例:1000㎜角の正方形

③用紙のレイアウトを設定します。

[用紙]        

図面の用紙サイズ(自由、A0~A6、B0~B6、Letter、Legal)を選択します。

[用紙の大きさ]        

XYの長さを入力して、用紙のサイズを設定することができます。

[用紙の方向]

用紙の方向を選択します(縦/横)。


④文字の処理について設定します。

[禁則処理を行う]

禁則処理を行う場合に☑します。禁則文字がある場合は、作図範囲にあわせて文字間隔が自動的に設定され、禁則処理が行われます。

[禁則文字の設定]ボタン

禁則文字の設定ダイアログを表示します。ここでは、禁則処理に関する設定を行います。

[行頭禁則文字]

句読点、区切りの記号、拗促音などの行の始めにしてはいけない文字列を設定します。

[行末禁則文字]

始めのカッコ、数字と組み合わせた単位記号などの行の最後にしてはいけない文字列を設定します。

[出力単位]

文字の大きさの単位を指定します。

[㎜]        

㎜単位でフォントの大きさを指定します。

[pt]        

ポイント単位でフォントの大きさを指定します。

⑤設定する項目を☑します。

ファイル内に保存する(MPZ/MPX/MPS/MPUW)

[外部参照(シンボル・画像)]

外部参照ファイル(シンボルや画像など)を保存時に、MPZ、MPX、MPSファイル内に取り込みます。読み込み時には一時フォルダに展開され、読み込まれます。

[MML・材質ファイル]

MMLファイルや材質に使用した画像ファイルを保存時に、MPZ、MPX、MPSファイル内に取り込みます。読み込み時には一時フォルダに展開され、読み込まれます。

⑥[更新]ボタン
ダイアログを閉じずに現在の設定が図面に反映されます。


〔原点と色、枠〕タブ

①作図原点位置を設定します。X,Yに直接入力します。

[図面]ボタン

図面上の位置を直接指示して作図原点を設定します。X,Yに指示した値が表示されます。

[リセット]ボタン

作図原点を「0,0」(用紙枠左下)に戻します。

[原点表示]        

作図原点を常にマーカー表示する場合に☑します。

②描画順、背景色、用紙枠について設定します。

[描画順]        

レイヤーの小さいものが上」「レイヤーの大きいものが上」「データの並び順」の中から選択します。

[背景の色]        

図面に定義する背景色を設定します。

[用紙枠の色]        

カラーボタンをクリックすると色の設定ダイアログが表示され、[図面定義の用紙枠色]を変更できます(詳細は【カラー設定】コマンドを参照)。

[用紙枠を表示]        

用紙枠を常に表示する場合に☑します。

[用紙枠の移動]ボタン        

図面から用紙枠を移動することができます。

〔ステイタスとコメント〕タブ

①現在表示されている図面のデータ領域の使用状況が表示されます。

[現在のデータ数]        

表示されているデータ数を示します。

[保存されるデータ数]        

保存したときのデータ数を示します。自由曲線・ブロックを使用していると保存時に表示用データが削除されるため、現在のデータ数よりも少なくなります。

[UNDOのデータ数]        

UNDOを実行するために確保されたデータ数です。UNDO用データはデータ整理コマンドで削除できます。

[確保されたデータ数]        

現在作図のために確保されているデータ数です。

[ファイルバージョン]        

保存時のバージョンが表示されます。

②図面の簡単な説明を書き込めます(最大255文字)。ファイル一覧やファイルを開くときに表示させることができます。【名前をつけて保存】コマンドのダイアログでも入力することができます

③現在表示されている図面の緯度、経度、真北方向を設定します。

[緯度][経度]        度または度分秒で設定します。

(例)

36度の場合

36

36度30分45秒の場合

36.5125または36/30/45または36:30:45


[真北方向]        

敷地のY軸に対する角度を度または度分秒で設定します。ダイアログに表示される方位表示は、ダイアログの上向きを図面のY軸正の向きとして表示しています。

(例)

10度の場合

10

-10度30分00秒の場合

-10.5(または-10:30:0と入力し、ボタンをクリック)


〔プロパティ〕タブ

文字列、日付、数字などの任意の値を設定してプロパティを独自に作成できます。あらかじめ設定されている一覧から選択することも、独自に追加することもできます。

①名前:プロパティの名前を選択または入力します。

②種類:目的のプロパティの種類を選択します。

③値:プロパティの値を入力します。
入力するプロパティの値は、[種類]で選択した項目と一致している必要があります。例えば[種類]で[数値]を選択した場合は、[値]に数値を入力します。[種類]で選択した項目と一致しない値は、文字列として保存されます。

④一覧:登録されているプロパティ設定の名前と値と種類が表示されます。

⑤現在のプロパティ設定に関する操作を指示します。

[登録]ボタン        

プロパティ設定リストに設定を追加します。

[削除]ボタン        

選択されているプロパティをリストから削除します。


⑥プロパティのインポートダイアログを表示します。ここでは、他図面のプロパティを読込みます。

[コピー元]        

[ファイルを開く]で指定したファイルのプロパティが表示されます。読込みたいプロパティを選択します。

[現在]        

現在設定されている名前の一覧が表示されます。

[閉じる]ボタン        

現在の設定でプロパティを更新し、ダイアログを閉じます。

[コピー]ボタン        

選択した[コピー元]の名前を[現在]にコピーします。

[ファイルを開く]ボタン        

ファイルを開くダイアログを表示し、プロパティを読込みたいファイルを選択します(詳細は【開く】コマンドを参照)。


〔履歴管理〕タブ

開く・保存・印刷の作業を行ったユーザーの名前、作業内容、作業日時、ファイル名をファイルの履歴として保存し、表示することができます。

①ユーザーの作業内容が一覧表示されます。

[ユーザー名]        

作業をしたユーザー名が表示されます。

[項目]        

開く・保存・印刷などの作業項目が表示されます。

[日時]        

上記作業を行った日時が表示されます。

[情報]        

上記作業を行った時のファイル名や識別番号などの情報が表示されます。

②[履歴を保存する]
ファイルの履歴を保存する場合に☑します。☐の場合は、ファイルの履歴を保存しません。

③[全削除]ボタン
履歴の一覧を削除します。削除後、①の一覧には、削除したユーザー名・日時が表示されます。

④[CSV保存]ボタン
ユーザーの情報をカンマ区切り形式でファイルに保存します(Excelで表示・印刷ができます)。



補足

また、図面縮尺をクリックすると縮尺・用紙の設定ダイアログを表示し、図面の縮尺や用紙の
レイアウトを設定することができます。