オーバーレイ管理
[リボンメニュー] | [図面(S)]メニュー→[オーバーレイ管理(1)] | |
[コマンド名称] | OVERLAY | |
[コマンドコード] | J436 | |
[ショートカット] | - | |
[ポップアップメニュー] | 4ページ | |
[プルダウンメニュー] | [複合/外部図形(O)]→[オーバーレイ管理(Y)] |
オーバーレイ(参照図面)の設定をします。
図面ファイルを重ね合わせて表示します。
下地とする図面ファイルの図形にはスナップできますが、編集することはできません。印刷時には、オーバーレイされている状態で印刷できるため、複数ファイルを合成する手間が必要ありません(『ユーザーズマニュアル』の「第2章DRA-CADの概要」の「2.6.3複数ファイルの操作■オーバーレイ機能」を参照)。
①オーバーレイリスト
オーバーレイファイルが一覧表示されます。ここから設定するオーバーレイファイルを選択します。
②オーバーレイリストから選択したオーバーレイファイルに関する設定項目を☑します。
[表示]
オーバーレイファイルの表示/非表示の指定を行います。
[印刷]
オーバーレイファイルを印刷する/しないの指定を行います。
[スナップ]
オーバーレイファイルの図形に対してスナップをする/しないの指定を行います。
[指定色表示]
オーバーレイファイルの図形を指定色表示/作図されているカラーをそのまま表示の切り替えを行います。
③オーバーレイリストから選択したオーバーレイファイル印刷時の線色、線種、線幅を設定します。
「図形色」「図形線種」「図形線幅」を設定した場合は、作図されている線色、線種、線幅で印刷します。
④オーバーレイリストから選択したオーバーレイファイルのレイヤの表示状態を指定します。
[保存時の状態]
保存された時のレイヤの表示状態で表示します。
[全て表示]
すべてのレイヤを表示します。
[個別指定]
表示するレイヤを個別に指定します。
[同期表示]
重ね合わせる図面のレイヤと連動して表示するレイヤを切り替えます。
⑤[個別指定]ボタンを指定した場合に、表示レイヤの個別指定ダイアログを表示し、表示するレイヤを個別に指定します。
①プレビュー画面では指定した外部参照図面が表示されます。
②設定したレイヤ(000~256番)が表示されます。
使用しているレイヤだけを表示する場合は、[☑使用されているレイヤを表示]にします。
/ | :クリックすると、表示と非表示状態を変更します。 |
:図面上で使用されているレイヤです。 | |
/ | :退避/退避解除状態を表示します。変更はできません。 |
右クリックすると、以下の編集メニューが表示されます。
|
③選択状態を設定します。
[全て選択]ボタン
すべてのレイヤを選択します。
[全て解除]ボタン
すべてのレイヤの選択を解除します。
[選択反転]ボタン
レイヤの選択/解除状態を反転します。
④表示、非表示、表示反転の設定や設定した内容をテキストファイルに書き出し、読み込みます。
レイヤ番号を選択し、ボタンをクリックして設定します。
[表示]ボタン
クリックすると、表示します。
[非表示]ボタン
クリックすると、非表示にします。
[表示反転]ボタン
クリックすると、表示と非表示を反転します。
[書き出し]ボタン
レイヤごとの表示状態をテキストファイルに書き出します。
クリックすると、名前を付けて保存ダイアログが表示され、保存するドライブ、フォルダー、ファイル名を指定して保存します。
[読み込み]ボタン
[書き出し]ボタンで作成したテキストファイルを読み込むと、レイヤごとの表示状態を読み込みます。
⑥オーバーレイリストから選択したオーバーレイファイルの表示範囲の有効/無効の指定を行います。☐の場合は、オーバーレイファイルに描かれているすべての範囲が表示されます。
⑦オーバーレイリストから選択したオーバーレイファイルの表示順を変更します。リストの表示順がオーバーレイの描画順になります。
⑧一覧表示から選択したオーバーレイファイルについて設定します。
[基点]
オーバーレイファイルの移動量を座標入力します。
ボタンをクリックすると、図面上で移動量を取得することができます。
[回転]
オーバーレイファイルの回転角度を入力します。[基点]を中心にオーバーレイファイルが回転します。
[拡大]
オーバーレイファイルの拡大率を入力します。[基点]を中心にオーバーレイファイルが拡大・縮小します。
[範囲]
オーバーレイファイルの表示する範囲を現在の図面座標で設定できます。
2次元編集画面のみ有効です。3次元編集画面では、すべての範囲が表示されます。
[自動位置合わせ]ボタン
オーバーレイリストの一番上ファイルと、重ね合わせる図面の位置合わせを自動的に調整します。図面データを分析して得られた通り芯の位置情報を元に位置合わせを行います。
⑨オーバーレイファイルに関する操作を指示します。
[追加]ボタン
ファイルを開くダイアログを表示し、重ね合わせて表示するファイルを選択します。オーバーレイリストに追加されます。
拡張子.anzファイルは、DRAViewerの注釈ファイルです。
[削除]ボタン
選択したオーバーレイファイルをリストから削除します。
[分解]ボタン
レイヤを設定するダイアログを表示し、選択したオーバーレイファイルを編集中の図面上で編集可能な線分や文字に分解します。
[非表示レイヤのデータは削除]
レイヤの表示状態で、非表示になっているレイヤのデータは削除して分解する場合に☑します。
[レイヤの変更]
分解した図面のレイヤについて指定します。
[レイヤの変更を行わない]
変更されずにそのままの属性で分解します。
[全てレイヤ0に変更]
すべてのレイヤを0番に変更して分解します。
[ファイルごとに空レイヤに変更]
すべてのレイヤを空いているレイヤ番号に変更して分解します。オーバーレイファイルを複数選択した場合は、ファイルごとに変更します。
[複製]ボタン
選択したオーバーレイファイルと同じ設定のオーバーレイが追加されます。必要に応じて設定を変更してください。
[インポート]ボタン
指定したファイルに設定されているオーバーレイファイルを追加します。
[編集]ボタン
選択したオーバーレイファイルを開いて編集することができます。
[設定を引き継ぐ]
現在表示しているファイルとオーバーレイリストに表示されているファイルがオーバーレイとして重ね合わせて表示されます。入れ子になっているオーバーレイの場合には、相互にオーバーレイを設定できます。
例:「図面A」にオーバーレイ(「図面B」)を設定している場合
[☑設定を引き継ぐ]にして、[編集]ボタンでオーバーレイ(「図面B」)を開くと、「図面B」にオーバーレイとして「図面A」が設定されます。ただし、「図面B」に「図面C」がオーバーレイで設定されている場合、「図面A」はオーバーレイできませんので、下記のメッセージダイアログが表示されます。「編集しようとする図面にオーバーレイが設定されています。オーバーレイの設定を破棄して、現在のリストに置き換えますか?」
[はい]ボタン:「図面C」は破棄されて「図面A」に置き換わります。
[いいえ]ボタン:「図面A」は表示されず、「図面C」が表示されます。
1.重ね合わせる元のファイルを開く
例:低層マンションの意匠図
2.[追加]ボタンをクリックすると、ファイルを開くダイアログが表示されます。
重ね合わせて表示するファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックすると、選択したファイルがオーバーレイリストに表示されます。
3.オーバーレイリストから追加したファイルを選択し、表示/印刷/スナップや移動量、回転などを設定します。[OK]ボタンをクリックすると、現在表示されている図面に重ね合わせて表示されます。
例:表示している意匠図
補足